英語を勉強する時、「勉強の仕方」につまづいたことがありませんか。

 

今までに勉強の仕方がしっくりこなかったり、

勉強方法がいまいちわからないままなんとなく続けてしまっているかもしれません。

 

この記事ではTOEIC900点を取ることができた、私の勉強の仕方についてお伝えします。

高校生に出会った英語の恩師から学んだ勉強方法です。

 

魔法のようにすぐに効く方法ではありませんが、着実に積み上がっていく方法です。

ぜひ参考にしてください!

落ちこぼれでもTOEIC900取れた!積み上げ式英語の勉強方法

高校生の時私は志望校の外国語学部は、最後の模試までE判定でした。

それでも恩師を信じ、勉強を続けて現役で入学できました。

TOEICも900点まで取ることができるようになり、自分にあった勉強方法を見つけることの大切さを実感しています。

 

それではさっそく、私が英語の恩師から教わった勉強方法についてお伝えします。

 

TOEICのリーディング・リスニング攻略には「長文音読」

TOEICのリーディングとリスニングを攻略するのに効果的なのは、「長文の音読」です。

一見、音読とリーディング能力・リスニング能力は関係ないように思えます。

ですが、長文を音読することには以下のメリットがあります。

 

  • メリット1:長文で「どこを読んでいるかわからない」を防ぐことができる
  • メリット2:単語の音を覚えるためリスニング力が上がる
  • メリット3:コロケーションが身につく

 

長文で陥りがちな「どこ読んでるっけ?」という事態も、声に出して英文を追うことで見失うことがありません。

慣れてくると音読なしでもしっかりと目で文を追えるようになるため、TOEICのリーディングにかかる時間を短縮することができます。

 

また、音読すると単語の音を覚えるので、リスニングの点数もあがります。

読めないと書けませんし、読めないと聞こえても「この単語だ」と認識できません。

 

音読することで「読み方がわからない単語」を見つけ出すことができます。

なんとなくスペルを見てわかったような気になっている単語も、音読ならごまかせません。

 

読めない単語に出会った時には丁寧に辞書を引くようにしましょう。

そして、一度読んだ英文でも繰り返し2~3回音読し、単語の音を自分に定着させることが大切です。

 

そして、音読することでコロケーションを覚えることができます。

 

コロケーションは「単語どうしの正しいつながり」のことです。

 

例えば、「related」という単語の後には「to」が続いて「〜と関連している」という熟語になります。

この「to」を「in」や「with」に変えることはできません。

「many」を「people」に使うことができても、「much」は使いません。

 

ネイティブスピーカーはコロケーションは自由自在に使いこなせますが、私たちは厳密に前置詞を使い分けることができません。

そこで役立つのが音読です。

目で見ただけの記憶よりも、音読で目と耳を使って覚えた記憶の方が定着します。

単語どうしの関係が目で見た記憶だけでなく音としても残っていくため、コロケーションへの感覚が身につきます。

 

TOEICのリーディングセクションでコロケーションを選ぶ問題が出題されます。

そんな時に、

「確か、looking forwardの次はtoの響きだったはず」「looking forward inはおかしいよな」

と感覚的に思い出すことができるようになります。

 

私は音読を半年くらい続けてから記憶への定着具合とリスニング力の向上を実感し、最終的にはTOEICのリスニングセクションは90%取れるようになりました。

会話とライティングに効果抜群なのが例文暗記

ライティング・スピーキングを高めたいなら例文暗記をおすすめします。

例文暗記をすることで、以下の2点が強化され、ライティング能力・スピーキング能力がアップするからです。

 

メリット1:正しい文法が身につく

メリット2:会話をする時にフレーズが出てくる

 

例文暗記は正しい文法を身につけることができる、ライティングの基礎です。

正しいコロケーションや時制、名詞の複数形や三単現など、すべて例文を覚えることで身につけることができます。

  • In the end, we all felt like we ate too much.

「最後にはみんな食べ過ぎだと感じた」という例文です。「felt」と「feel」が過去形なので、連動して「eat」が「ate」と過去形になっています。

意外と「時制を一致させる」という基礎をライティングで見落としがちです。

 

しかし、例文として覚えておくと時制への感覚が養われます。

時制だけでなく、他の細かな文法ルールも同様です。

「文法が苦手」という意識があるなら、まずは100本の例文暗記からトライしてみてください。

変化を感じるはずです。

 

また、例文暗記は会話の基礎でもあります。

基本的に、私たちは覚えた例文を使って会話をしているからです。

英語を学習し始めた時「How are you?」や「My name is〜」というフレーズを覚えましたよね。

繰り返すうちにすっかり自分に定着していますが、最初はこの「How are you」さえも必死で覚えたことでしょう。

つまり、例文の型を増やして自分に定着させていくと、それだけ自分が話せるようになるということです。

 

例えば、「誰かに意見が言えない」と言いたい時。

I can’t challenge my boss’s opinion.

この型を覚えておくと、この「my boss」の部分を変更すればどんな場面でも使えます。

 

「challenge」に「異議がある」という意味があると知っていても、「challenge」の後は目的語なのか、それとも前置詞がくるのか…そこまで理解していないと会話で使えません。

 

しかし、例文暗記で丸ごと覚えてしまうと使い方で迷うことがなくなり、結局単語だけを覚えるよりも手っ取り早く会話に生かせます。

 

TOEICはリーディング・リスニングのテストがメインですが、実はスピーキングとライティングのTOEICもあります。

また、TOEFLではライティング・スピーキングが必須です。

ライティング・スピーキングセクションを攻略するために、例文暗記を進めましょう。

TOEFLで点数を取りたいなら、参考書に出てくるライティング例文を全部覚える勢いでやることをおすすめします。

TOEICの高得点を取るためには割り切って「頑張って覚える」作業も必要

英語の基礎力をつけるのに、音読と例文暗記は間違いなく役に立ちます。

しかし、TOEICの900点代を取ろうとすると、どうしてもその2つでも及ばない部分が出てきてしまうことがあります。

 

そんな時は、割り切ってわからなかったところを都度覚えていきましょう。

 

何度読んでも、何度書いても「この単語が覚えられない」という時は、音読や例文暗記という方法にこだわらずにその単語だけを抽出して覚えるべきです。

音読と例文暗記を駆使しながら感覚的に英語を使いこなせる力を高めつつ、足りないところはその都度丁寧に覚えていく、ということの繰り返しが大切です。

そうすることで私はTOEICの点数を上げることができました!

TOEIC900ホルダーが語る♪恩師から教わった勉強法は「音読」と「例文暗記」

私が恩師から教わった、自分の英語力を長期間にわたって着実につけてくれる勉強方法が「音読」と「例文暗記」でした。

英語の長文を音読することで下記3つの効果があり、リーディング力とリスニング力を高めることができます。

 

  • 「どこを読んでいるかわからない」を防ぐことができる
  • リスニング力が上がる
  • コロケーションが身につく

 

また、例文暗記をすると下記の2つのメリットが獲得でき、ライティング力とスピーキング力が向上します。

 

  • 正しい文法が身につく
  • 会話をする時にフレーズが出てくる

 

音読と例文暗記が、様々な語学を学んできた私の勉強方法の基礎となっています。自分にぴったりの勉強方法が見つけると、勉強が楽しくなり苦痛に感じません。

もし英語の勉強方法に悩んでいるのなら、ぜひ音読と例文暗記を試してみてくださいね。