就活に必要なTOEICスコアって何点からなんだろう。
海外赴任とか外資系とか憧れるけど、みんな帰国子女やTOEIC900レベル?
もうすぐ就活の時期ですね。みなさんTOEICのスコアはどのくらいとっていますか。もちろんTOEICのスコアは高ければ高いほど就活に有利なんですが、その点数は何点以上が目安なのでしょうか。下手に低いスコアを履歴書に書いてしまうと逆効果になることもあります^^
今回は、企業が求めている英語力を業種別に深掘りしていきますね。
本記事の内容
・就活で成功するために必要なTOEIC点数の目安は?
・外資系への就活で成功するためのTOEICスコアの目安 |
3分ほどで読めますm(__)m
就活で成功するために必要なTOEIC点数の目安は?
上場企業が求めているTOEICの点数は600点以上!
IIBCが実施した英語活用実態調査によると、上場企業の6割以上がTOEIC® テストの結果を就活の採点に利用しているということです。
また、入社後もグローバル化に対応していくため、多くの社員にTOEICテストの実施を行い、またその結果が昇進・昇格に影響しているのです。
このような状況で上場企業が求めているTOEICのスコアは年々上昇しています。現在、全社員に求められているTOEICのスコアは「600点以上」となっています。
上場企業が求めている英語力(技能別)
- リスニング・・・60%
- リーディング・・・47%
- スピーキング・・・70%
- ライティング・・・43%
4項目中、リスニングとスピーキングを重視している企業が多く、読む・書く能力よりも、話す・聞く能力の方が重要であるとわかります。
国際部門の就活に必要なTOEICの点数は700点以上!
企業の国際部門で期待されているTOEICのスコアは700点以上と言われています。この700点とは、国際部門の仕事を遂行するのに必要なスコアであり、就活で利用するには最低限必要になると思います。
また、企業によっては800点〜900点を期待点数として目安としている企業もあります。
ここで、TOEICのスコアと英語力について比較してみましょう。
スコア | 英語力 |
860〜990 | 日常生活だけでなく、専門分野でも十分なコミュニケーションができる。← 有利 |
730〜860 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる。 ←目指すはここ |
430〜730 | 日常生活が不便なく行える。一部業務にも英語が利用できる。 |
220〜470 | 通常会話での最低限のコミュニケーションができる。 |
〜220 | コミュニケーションができるまでには至っていない。 |
730点〜860点は、どんな状況でも適切なコミュニケーションが できる素地を備えているとされており、特定分野の業務にも対応できる英語力を持っていることになります。
その点からしても、700点台の点数をとっておくことでより就活を有利に進めることができる鍵になるでしょう。
英語教員は600点では足りない!
英語を生かした職業の代表的なものに、英語教員があります。文部科学省の発表によると、英語教員に求めるTOEICの点数は、730点以上とされています。
近年日本では、英語教員の英語力の低さが問題になっているので多少高めのスコア目安となっていますね。ちなみに、現在英語教員として働いている人のTOEICの平均点は550点と言われています。
TOEICというテスト自体に馴染みがなかったということもありますが、中には教えている生徒よりも点数が低いなんてこともありそうですね。
英語教員になりたい方は、700点以上の点数を目安として考えておいたほうが良いと言えます。
外資系への就活で成功するためのTOEICスコアの目安
英語は話せて当たり前?!TOEICスコア利用率は意外に低め
実は、外資系企業が就活時にTOEICのスコアを利用している率は意外にも低いのです。
TOEICテストを利用しているかどうかの調査では、
- 利用している・・・7%
- 利用するときもある・・・22%
- 利用していない・・・55%
という結果が出ています。
約30%の企業しかTOEICのスコアを利用していません。
外資系企業の業務に英語は必須です。TOEICのスコアよりも、英語による面接や、企業独自の英語力診断テストを利用していることが多いです。
しかし、就活にTOEICの点数を利用する企業は、これから先ますます増えていくと考えられます。
その理由として、外資系企業数の増加が挙げられます。年々日本に支社と置く外資系企業の数は増えており、英語ができる人の需要は高まります。
また、TOEICは世界100カ国以上の国で実施されているということもあり、TOEICのスコアの必要性も高まっています。
外資系に求められるスコアの目安は860点!
外資系企業の就活で成功するためにはTOEIC860点〜990点が目安になります。
仕事の中で英語を使うということは、細部まで英語でコミュニケーションをとることができなければいけません。
IIBCによるTOEICのスコアとクラス分けをみてみると、TOEIC860点以上がクラスAと分類されており、その英語力はネイティブスピーカーと等しいレベルです。
また、流暢にスピーキングできることはもちろん、聞ける・話せる能力だけではなく、語彙 ・ 文法 ・ 構文までもを完璧に理解していなければいけません。
その点からも、860点という点数はあくまで目安であり、それ以上の点数をとることが望ましいです。
職業によって専門的な英語力が必要
上記で、日本に支社を置く外資系企業数が増加していることを紹介しましたが、そのジャンルも様々あります。
日本に進出している外資系企業のカテゴリーを簡単に紹介します。
- コンサルティング系
- 金融系
- メーカー系
- IT系
など、すでに幅広いジャンルの外資系企業が日本に進出しています。
IT系の企業ではIT関連の専門英語、金融系の企業では金融関連の専門英語と、その職業によって必要な英語の種類は様々です。
このような専門的な英語力はTOEICのスコアで調べることはできません。
そのため、外資系の企業の就活で成功したいという方は、TOEICのスコアをとることも大切ですが、より専門的な英語の学習をすることが必要になります。
欲しい人材はその企業によって異なり、専門性を極めていけばいくほど就活に成功する可能性は高くなるでしょう。
まとめ|就活生が取るべきTOEICスコアの目安
今回は、企業が求めている英語力(TOEICスコア)を業種別に紹介してきました。
上記で紹介した就活で必要なTOEICの点数をまとめて紹介すると、
- 一般上場企業・・・600点以上
- 国際部門・・・700点以上
- 英語教員・・・700点以上
- 外資系企業・・・860点以上
このようになります。
しかし、上記で紹介したTOEICの点数はあくまでも目安です。
近年世界ではグローバル化が進んでいる影響で、社員の英語力の向上はかなり重要な課題になっています。年々企業が期待しているスコアは上昇しています。そして今後もその上昇は続くと思います。
自分のTOEICの点数をもう1度見直してみて、自信を持って就活に挑みましょう!