第210回公開テスト(2016年5月29日実施)より出題形式の一部変更が実施されたTOEIC Listening & Reading Test。

ここで注意しなければならないことは、新形式になると今までと比較して50点ほどスコアが下がる人が多いという事実です!

 

いかにして形式変更されたTOEICで高得点取るのか。

今回は形変更内容と対策方法について伝えていきます!

 

本記事の内容

 ・TOEIC  Listening partでの形式変更内容

・TOEIC形式変更内容~Reading part編~

・難易度が上がった形式変更後のオススメ勉強法

 

3分ほどで読めますm(__)m

TOEIC  Listening partでの形式変更内容

Part1の変更点

・写真描写問題の設問数が10題から6題へ変更

写真描写問題に関しては設問数が減少するだけで、問題内容に大きな影響はありません。Part1については、音声で描写内容の読み上げが行われる前に、しっかりと写真の内容を把握することが重要となります。描写内容が読み上げられているときに写真に目を通しているようでは遅いです!

Part2の変更点

・応答問題の設問数が30題から25題へ変更

応答問題についても設問数の減少だけで、問題内容に変更はありません。だからこそ、得意な方にとっては得点源が減ってしまいますよね。応答問題のコツとしては、問われている疑問文の「5W1H」を意識することが重要となります。人名を問われていれば疑問文は「Who」から始まりますし、時間を問われていれば「When」から始まります。ここを意識的に聞くようにするだけで、正答率がグンッと上がりますよ!

Part3の変更点

・会話問題の設問数が30題から39題へ変更

会話問題では設問数が30題から39題へ変更され、かつ、発言が短くやり取りの多いものが加わります。リスニングが苦手な方にとっては場面を追いかけるだけで精一杯になってしまうかもしれません。

そのため、

・いま、誰が、何について話をしているのか
・発言が短いからこそ、その発言の意図は何かということを理解すること

この2点が大切となります。

Part4の変更点

・説明文問題で絵がある場合と無い場合の問題が存在するようになる

Part4では会話やトークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わります。

そのため、
・問題に入る前に事前に問題内容を把握すること
・会話やトークの中で話し手が暗示している意図をしっかりと理解をすること

が重要となります。後半になるにつれて会話のスピードも上がります! 早い英語を聞くことにも慣れるよう、しっかりと準備をしていきましょう。

TOEIC形式変更内容~Reading part編~

Part5の変更点

・短文穴埋め問題の設問数が40問から30問へ変更

Part5では従来通り文法や熟語を問う問題に変更はありません。1問あたり30秒で解き進めていくことが一つの目安となります。出題数が減ったからと言って余裕を持ちすぎてPart5を解いていくと、時間内に全問題を解き終えることができなくなりますよ。Part5はいわば知識系の問題ですので、ここはサクッと乗り切りましょう。

Part6の変更点

・長文穴埋め問題(Part 6)の一つの文章に含まれる設問が3問から4問に変更。

Part6は、いわゆる虫食い問題です。これまでは問題1問につき設問数は3問となっていましたが、形式変更後は問題1問につき設問数は4問となりました。単なる知識では解けず、文章の前後関係や意味をくみ取ること、そして設問数が増えたからこそスピーディーに解くことが重要となります。

Part7の変更点

・シングルパッセージ(1つの文章)で書かれている内容を読み解く設問が28問から29問へ変更
・ダブルパッセージ(2つの文章)がマルチプルパッセージ(複数の文章)へ変更
・マルチプルパッセージでは、3つの関連する文書を読んで理解する設問となる

Reading Part一番の山場と言っても過言ではないPart7。シングルパッセージは解けるけども、難易度の高いダブルパッセージを解く時間がなく、低いスコアに終わってしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

シングルパッセージの変更内容としては、テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット)、オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問が追加されます。

一方、ダブルパッセージはマルチプルパッセージへ変更。文書中で書き手が暗示している意図を問う設問も加わるなど、このパートが苦手な受験者の方の中には、今まで以上に手も足も出なくなってしまう方もいるそうです。結果、低スコアに終わってしまうため、ここは対策が重要ですよ!

難易度の高い形式変更後のTOEICでのオススメ勉強法

・公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4

新形式問題に対応した公式教材の最新刊です。本番と同じ公式スピーカーがリスニング音声を担当しているため、このスピードに慣れることができればTOEIC本番の試験でも高得点を取ることができますよ。

ポイントは、リスニングパート・リーディングパート問わず、繰り返し問題を解くことです。特にリスニングパートについては、1.5倍速で聞くことを何度も繰り返しましょう!何度も言います。TOEICで高得点を取るために大切なことは「慣れ」です!本番同様の問題を何度も繰り返すことで、高得点を目指しましょう!

 

・English Upgrader

TOEICの公式アプリであるため、問題の質は保証します。これは間違いない。ただ、残念ながら問題数についてはまだまだ多くないため、他のアプリの方が問題数は充実していると言わざるを得ません。

しかし、TOEIC公式アプリだからこそ、新形式に対応した問題やテスト時期の確認を行うことができます。今後も内容は追加予定であるため、ダウンロードをしておいて損はありませんよ

まとめ|形式変更後のTOEIC難易度について

TOEIC新形式を3行ずつでまとめます。

 

Listening partの形式変更点

・会話問題では設問数が増え、発言が短くやり取りの多いものが加わる
・会話やトークの中で話し手が暗示している意図を問う設問が加わる
・会話やトークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わる

 

Reading Partの形式変更点

・長文穴埋め問題(Part 6)の一つの文章に含まれる設問が3問から4問に変更
・ダブルパッセージ(2つの文章)がマルチプルパッセージ(複数の文章)へ変更
・マルチプルパッセージでは、3つの関連する文書を読んで理解する設問となる

オススメ勉強法

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4を繰り返し解くことで、本番形式のリスニングスピードに慣れよう!