・隙間時間でも確実に英語力UPに繋がるビジネス英語の独学方法が知りたい。
・また、ビジネス英語の独学に向いている教材・参考書のおすすめは?
今回はこのような疑問にお答えします。
本記事の内容
・自分に合ったビジネス英語の勉強法や教材の見つけ方 ・ビジネス英語の独学におすすめの教材・参考書10選 |
ビジネス英語の学習方法はいろいろ。英会話スクール、通信講座、オンライン教材、書籍など様々な学習手法があるため、自分に合った方法がわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、忙しいビジネスパーソンでも隙間時間を活用しながら独学でビジネス英語を学べる、おすすめの教材・参考書10選を徹底解説します。さらに、独学でもビジネス英語の学習効率・効果を上げられる、ちょっとしたコツもご紹介していきますね。
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自分に合ったビジネス英語の勉強法や教材の見つけ方
ビジネス英語に限らず、どんな分野の勉強でも自分に合った方法でなければ長続きしません。まずは自分自身にどのような勉強法や教材が合っているかを見極める必要があります。
ビジネス英語力を伸ばす5つの「力」
ビジネス英語を習得するためには、ビジネス英語を構成する5つの「力」をバランス良く鍛える必要があります。この5つの「力」と、それらに対応する代表的な実務内容を確認しておきましょう。
・基礎力(語彙力・文法力)→ビジネス英語全般 ・ヒアリング力(聴く力)→挨拶、会話、電話応対、ミーティング ・リーディング力(読む力)→英文メールや文書の読解 ・スピーキング力(話す力)→挨拶、会話、電話応対、ミーティング、プレゼンテーション ・ライティング力(書く力)→英文メールや文書の作成 |
自身の英語レベルの把握から始める
ビジネス英語の教材を手あたり次第に探す前に、現在の自分の英語力がどの程度かを把握しましょう。例えば、英語を勉強するのが受験勉強以来だったり、もともと英語が苦手だったりする場合は、基礎的な語彙力や文法力の復習がスタートラインになります。
また、英会話や英語のミーティングの内容をほとんど理解できないのであれば、リスニング力を鍛えなければなりません。英文メールを読むことはできても、メール作成が苦手な場合は、ライティング力を身に付ける必要があります。
まずは自分の英語レベルを把握して、現在不足している「力」を知ることで、どのようなアプローチが必要なのかがクリアになります。
多忙なビジネスパーソンにこそおすすめしたい、ビジネス英語の独学
代表的なビジネス英語の学習方法として挙げられるのが、スクール、通信講座、参考書などの教材を用いる独学の3種類です。今回は時間に追われるビジネスパーソンにこそおすすめの「独学」にフォーカスしてみましょう。
まず、独学のメリットとデメリットを整理してみました。
・メリット:低コストで効率的。隙間時間を活用して自分のペースで進められる。様々な手法・教材から自分に合ったものを選べる。
・デメリット:自分で学習プランやスケジュールを組まなければならない。達成状況が分かりづらいため、モチベーションが維持しづらい。なかなか長続きしない。
このように、独学は自己管理やモチベーション管理などの課題はありますが、それらさえ克服できれば、自分のペースでビジネス英語のレベルアップを目指せるのです。ビジネス英語を低コストかつ効率最優先で学ぶなら、独学をおすすめします。
ビジネス英語の独学におすすめの教材・参考書10選
忙しいビジネスパーソン向けに、空き時間でビジネス英語が独学できる10冊の教材・参考書をピックアップしました。
英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4757405804/)
ビジネスで今日から使える、実用的な100フレーズを掲載した教材です。内容はシンプルですが、「こういう場面では、英語で何と言えば良いの?」という疑問もすぐに解消してくれます。
付属のCDでダイアログを聴くことで、独学でもヒアリング力とスピーキング力を鍛えることができます。初級~中級者向けとされていますが、TOEIC高得点者や上級者でもスピーキング力に不安を覚える人にも是非おすすめしたい1冊です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478069409)
30万部を突破し、メディアでも度々取り上げられた英語本のベストセラーです。この教材を使えば、独学でも英語で正確に伝えるテクニックを身に付けることができます。著者は、たとえ正しくても難しい構文を使った英語は却って伝わりにくいと考え、「最も伝わる英語とは何か?」を追及しました。その結果、「主語・動詞・目的語」(SVO=誰かが、何かを、する)のたった3語を使ったシンプルで伝わりやすい英語表現を提唱して、本書でそのテクニックを紹介しています。内容を理解するには、英文法の基礎知識や単語力が必要ですので、初心者よりも中級者以上におすすめの教材です。
英文ビジネスEメール 実例・表現1200 [改訂版]
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4862901603)
Z会の「英文ビジネスEメール」講座の答案分析をベースに編集された独学用の教材です。100以上のビジネスシーンに対応した英文メール実例と1,200以上の例文を掲載しているので、実務でもすぐに実践できます。日本人が間違えやすい表現のニュアンスの違いや英文メールのマナーも網羅した1冊です。日本語からの索引や、特設サイト上での例文検索などの機能も充実しています。初心者から上級者まで、幅広く使える教材と言えるでしょう。
NHK CD BOOK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ ベストセレクション
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4140395834)
NHKラジオ「実践ビジネス英語」で、2014年度~2015年度に放送されたミニドラマ形式のレッスンから厳選された20レッスンを収録したCD BOOKです。ミニドラマは、ニューヨークを舞台にした様々なビジネスシーンを再現しています。教材のCDを聞き込むことで、リスニング力を鍛えることができるだけでなく、リアルなビジネス英語が自然と身に付きます。また、テキストには英文スクリプトと日本語訳に加え、ビジネス用語や慣用句の解説も掲載されているので、語彙力の強化やリーディング力の上達にも役立てることができます。大学受験程度の英語レベル以上の人におすすめです。
即戦力がつくビジネス英会話 改訂増補版: 基本から応用まで
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp//dp/4887245491)
10万部突破のロングセラー。挨拶から電話応対、顧客対応、ミーティング、交渉、プレゼンテーションまで、あらゆるビジネスシーンを想定した英会話やフレーズを収録しています。付属のCDを聞き込むことで、ビジネスで今すぐ使える英単語やフレーズを自分のものにすることができます。実践的かつレベルが高い内容ですので、上級者向けの教材です。また、本書の扱う内容は大変濃いので、学習方法は暗記・読み込みではなく、ひたすら音読することをおすすめします。
もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!? ビジネス英語4週間集中プログラム
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478023700/)
「もしも1か月後に海外出張に行くことになったら」という状況を想定して、4週間で最低限のビジネス英語を学習できる短期集中型の教材です。英文法・リスニング・英会話を短期間で学習できるように、1章の学習期間を1週間に設定しています。さらに、1日に決められた範囲だけ取り組めば良いので、独学でも続けやすく、やり遂げやすいのが特徴です。達成感から自信に繋がる心理的作用はもちろんですが、実際のビジネスシーンを想定した内容ですので、ビジネス英語の基礎をしっかり固められます。これからビジネス英語を学習したい初心者に特におすすめです。
英会話1000本ノック<ビジネス編>
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4864540098)
暗記などのインプットよりも、アウトプット、つまりスピーキングに特化した独学用の教材です。付属のCDに収録された1,000本の質問に対して、声を出して答えるユニークな英会話トレーニング方法で、まるでマンツーマンの英会話教室のように、実践形式でスピーキング力を鍛えることができます。質問はあらゆるビジネスシーンを網羅しており、この教材を使って質問者との会話のキャッチボールを続けるだけで、ビジネス英語のアウトプットの練習になります。
出社してから帰るまで ネイティブに伝わるビジネス英語700
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4776206374)
10万部突破のベストセラー。「ネイティブに伝わるビジネス英語」をコンセプトに、様々なビジネスシーンに対応した700もの表現を掲載しています。日本人にありがちな間違いや誤解を招きやすい表現も、実例を交えて〇×形式で分かりやすく解説しています。英語レベルを問わず使えるのはもちろんですが、新書サイズで携帯に便利なので、隙間時間を使った学習にも最適です。
見出し ネイティヴチェックで鍛える ビジネス英文ライティング 第2版
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4887245416)
相手に伝わりやすい英文Eメール・ビジネス文書の書き方にこだわった1冊です。Eメールやビジネスライティングの基礎を徹底解説したうえで、シチュエーション別の豊富な定型文や汎用表現をネイティブが添削しています。日本人特有の文法・表現の誤りや、細かいニュアンスの違いなども具体的に解説しているので、正しい英語表現を身に付けることができる教材です。
英文ビジネスレター&Eメールの正しい書き方
(Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4327430536)
超ロングセラー教材を誇る、元祖「英文Eメールの指南書」です。本書は英文メールやビジネスレターの書き方やマナーを基礎から解説するのはもちろん、ビジネスレター特有の慣用句や例文も豊富に収録しているので、初心者から中上級者までレベルを問わず使えます。また、実践的な内容でありながら、TOEIC対策にも重宝したという学習者が多く、汎用性の高い教材と言っても過言ではありません。
ビジネス英語の独学を成功させるTIPS
ビジネス英語を勉強しようとして、教材を購入した時点で勉強したつもりになってしまった経験はありませんか?あるいは、計画通りに勉強を進められたのは最初の間だけで、長続きしないという悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ビジネス英語の独学はちょっとしたコツと取り入れることで、継続して取り組めるようになります。最後に、それらのTIPSをご紹介します。
モチベーションの維持に目標管理を取り入れる
いくら努力しても、英語が上達しているという実感や達成感が伴わなければ、モチベーションを保つのは誰でも難しいものです。ビジネス英語の学習者、とりわけ独学している人にとっては、モチベーションの維持は最大の難関と言えるでしょう。
そこで独学だからこそ、学習意欲を保ち続けるための簡単な目標管理方法をご紹介します。
・ゴール(目標)を設定する。 ・現在の英語レベルを確認する。 ・ゴールに対してやるべきこと(課題)を洗い出す。 ・課題別にマイルストーンを設定する。 ・マイルストーンと期限を学習プランに落とし込む。 ・マイルストーンごとに達成状況を確認する。 |
上記に沿って学習プランを立てることで、学習の進捗状況やビジネス英語の上達度合いが把握しやすくなります。市販の教材や参考書を使った独学で特に多いモチベーションの低迷も、これで予防することができるのです。
英語に触れる機会を増やす
ビジネス英語に限らず、英語力を上達させる一番の近道は、英語圏で生活することです。ですが、海外に移住したり、海外に転勤したりせずとも、日々の生活で英語に触れる機会さえ増やせれば、国内にいても何の問題ありません。その最も身近で簡単な方法が、スマートフォンやパソコンの言語設定を英語に変えることです。また、よく利用するアプリも英語版を使いましょう。
日常生活で英語に触れ、英語を使う機会を増やせば、英語に慣れるスピードもその分上がります。最初は英語表記のスマートフォン・パソコン画面に戸惑うかもしれませんが、使い続けることで英語が馴染んでくるのを実感できるはずです。
生活リズムに英語学習を組み込む
ビジネス英語を独学でマスターするためには、1日に一定の勉強時間を確保することはもちろん大切ですが、隙間時間を効率良く利用することが重要です。そこでおすすめしたいのが、生活リズムに英語学習を組み込む方法です。以下に1日の過ごし方の例を挙げてみたので、参考にしてみてください。
・朝食時間:英字新聞を読む。
・通勤時間や移動中:短時間で覚えやすい単語帳やフレーズ集などで勉強する。またはリスニング教材を聴く。
※複数の教材を併用する場合は、朝の通勤時間は○○、営業で移動中は△△、帰宅時間は□□、というように使い分けると良いでしょう。
・帰宅後や週末:課題としている内容を扱った教材に集中的に取り組む。 ・プライベートやオフの時間:息抜きを兼ねて海外ドラマや映画を鑑賞する。 |
※英語レベルにもよりますが、日本語字幕あり→英語字幕あり→字幕なしの3段階だと効果的です。
英会話やライティングの練習・実践の機会を作る
ビジネス英語は、インプットした学習内容を何度も繰り返し練習することで、「自分のもの」にできます。ところが、独学用の教材は、文法・用例や慣用句などをインプットすることに重点を置いたものが中心です。せっかく覚えた単語や用例、使えそうなフレーズも練習や実践を怠れば、「ただの記憶」で終わってしまいます。
せっかく自分の時間を割いて学習した内容を「ただの記憶」で終わらせないためにも、アウトプットを習慣づけましょう。学んだことをすぐにビジネスで実践するのが不安な場合は、月額数百円から利用できるオンライン添削サービスやオンライン英会話レッスンを利用するのもおすすめです。
まとめ|ビジネス英語は独学できる♪
今回は、多忙なビジネスパーソンでも隙間時間を有効活用して、ビジネス英語の独学を可能にする教材を取り上げました。独学はスクールや通信講座と違い、自分のペースで進められる反面、なかなか長続きしないのが難点です。
これからビジネス英語の学習に取り組む方、あるいは既にビジネス英語を勉強中だがなかなか捗らないという悩みをお持ちの方は、独学を成功させるコツとあわせて、是非参考にしてみてください。
「継続は力なり」と言いますが、ゴールはビジネス英語の独学を継続することではありません。ビジネス英語の学習成果を日々の実務に活かしてこそ、継続は初めて意味を成すのです。
ビジネス英語ができるという自信や、ビジネス英語を独学で習得したという自信は、グローバルに活躍する人材にとって大きな武器となります。世界に通用するビジネスパーソンの第一歩として、ビジネス英語の独学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。