みなさんは、英語で別れの挨拶を言うことができますか?

 

友達や同僚、ビジネスシーンなど、別れの挨拶は日常生活で使う回数がかなり多いです。でも、英語で別れの挨拶って「See you later」しか言えない…。そんな方が多いのではないでしょうか。

 

実は、英会話の別れの挨拶にはかなりの種類があります。そして、別れの挨拶ができるだけで相手からの印象もかなりアップします。

そこで、今回は厳選した別れの挨拶をシチュエーション別で紹介したいと思います。

ネイティブが日常生活で使う別れの挨拶

まずはネイティブが日常生活でよく使う別れの挨拶を3つ。

1、Bye for now.・・・またね

日本人が別れの挨拶でよく使うものの1つに「バイバイ(bye bye)」がありますが、「Bye for now」という表現では、わざわざ「now」という言葉が付け加えられています。

「今は」という表現が強調されているので「今のところはさようなら」→「またね」という表現になります。

 

2、I’m off・・・じゃあね

この表現もネイティブがよく使う表現です。「I’m off」単体でも使われますが、「I’m off to〜」で意味を付け加えることもできます。例えば、「I’m off to bed」という風に利用できます。

この表現は、「もう寝るね」という意味になります。単体で使っても意味を加えて使っても「今いる場所から去る」というニュアンスが含まれている表現になります。

 

3、Bye・・・さようなら

この別れの挨拶は日本人もよく知っている表現ですね。実はネイティブもこの表現をよく使っています。その理由は、使いやすさにあります。

友達だけでなく、家族や会社の同僚など、幅広い関係の人に対して使うことができます。また、上記で紹介した「Bye for now」のように色々な単語を加えて利用することもでき、とても万能な別れの挨拶です。

 

言えたらかっこいい別れの挨拶の英会話表現

続いて、さりげなく使えたらかっこいい別れの挨拶について紹介します。

1、Take it easy・・・またね

この表現は直訳すると「落ち着いてね」という意味になりますが、英会話では別れの挨拶として使われる表現です。友達などに気軽に別れの挨拶をする時に用いられる表現です。

日本人が英会話でよく使う「Good bye」よりも砕けた表現なので、使いこなせるとかなり便利な表現になります。

 

2、I gotta go・・・行かなくちゃ

この表現で使われている「gotta」とは「going to」の省略で、直訳すると「私はもう行く予定です」という意味になります。ニュアンスとしては「行かなくちゃいけない」という、少し急いでいる感じが含まれます。

また、「go」の代わりに「take off」や「run」を入れて使うこともできます。

 

3、Stay up・・・じゃあね

直訳すると「上に保て」と言いう意味になります。ニュアンスとしては、別れ際の相手に対して「自分を高く保て」という気持ちを伝える感じです。

「Stay up」と似た表現で、「Stay  cool」という別れの挨拶がありますが、こちらもニュアンスは同じく「かっこよくいて」という感じです。どちらの表現も使えたらかなりかっこいいですよね。

 

スラングな別れの挨拶の英会話表現

日常で使える別れの挨拶で最後に紹介するのが、スラング表現です。

1、Take care・・・気をつけて(別れ際)

この表現は、「Take care yourself」という表現が省略されたものです。日本語でもよく別れの挨拶として使われる「お大事に」という表現に似ているニュアンスです。スラング表現で、親しい友達などに使う別れの挨拶です。

 

2、I’m out・・・じゃあね

これは、上記で紹介した「I’m off」という表現をよりカジュアルにしたものです。意味としては「I’m off」と同じく「じゃあね」という別れの挨拶になります。

 

3、Catch you later・・・またね

映画などでも別れの挨拶としてよく使われる表現ですが、実は「See you later」が元となっている表現です。

「See you later」よりも砕けた言い方で、こちらも親しい友達同士で使われることが多い表現です。

 

ネイティブがビジネスで使う別れの挨拶

フォーマルな場面で使える別れの挨拶の英会話表現

ネイティブがフォーマルな場面で使う別れの挨拶を3つ紹介します。

1、Thank you for everything・・・色々とありがとうございました。

こちらはビジネスの英会話では絶対に覚えておいたほうがよい別れの挨拶です。かなり丁寧な表現なので、相手に敬意を示したい場面など、多くの場面で使うことができます。

使い方として、「Thank you for everything . See you later」という風に「また会いましょう」と付け加えるなどの方法があります。

 

2、Hope to see you again・・・またお会い出来ることを楽しみにしています。

こちらもかなりフォーマルな表現です。直訳すると「またあなたと会えることを望んでいます」という意味になり、日本語でもよく使われる「またお会い出来ることを楽しみにしています」という訳になります。

上記で紹介した「Thank you for everything」と組み合わせて「Thank you for everything . Hope to see you again . 」としてもいいですね。

 

3、Have a good day・・・良い1日を。

日本人でも知っている人が多いと思う表現ですが、実はフォーマルなニュアンスが含まれています。

上記で紹介した2つは目上の人に対するビジネスの別れの挨拶でしたが、この表現は主に店員がお客さんに使う場合や、あまり親しくない友人などとの別れの挨拶として利用することができます。

 

ビジネス文書で使える別れの挨拶の英会話表現

続いて、文書で使える別れの挨拶について紹介します。

1、Best regards.・・・(返信)よろしくお願いします。

ビジネス文書では最後にこの表現をつけることが多いです。ニュアンスとしては「(返信)よろしくお願いします」という意味です。

似たような表現で「Warm regards」という表現がありますが、こちらは文書上でもややカジュアルな雰囲気が出る表現です。

 

2、I am looking forward to your reply.・・・返信お待ちしております。

こちらはビジネス文書の最後の締めくくりによく使われる表現です。上記で紹介した「Best Regards」よりも丁寧な表現です。「相手の返信を心待ちにしている」という意味で、かなりかしこまった言い方です。

 

3、Respectfully yours.・・・(返信)よろしくお願いいたします。

こちらは1の「Best regards」とニュアンスが似ている表現です。ビジネス文書の結びとして使われる表現ですが、「Respectfully(謹んで)」という単語からも予想できるように、ビジネスでもかなりフォーマルな場面で用いられる別れの挨拶です。

 

ビジネスシーンでの利用に注意が必要な2つの表現

最後に、ビジネスシーンで利用する際に注意しなければいけない2つの別れの挨拶について紹介します。

その2つの表現は、「It was nice to meet you」と「It was nice to see you」です。実はこの2つ日本語で訳すと「お会いできて嬉しいです」と、どちらも同じ訳になります。

 

しかし、ここで注意しなければいけないポイントが「初対面か2度目以降か」という点です。それを踏まえて2つの表現の意味を確認してみましょう。

 

・It was nice to meet you.・・・(初対面の人に対して)お会いできて嬉しいです。

・It was nice to see you.・・・(1度あったことがある人に対して)またお会いできて嬉しいです。

 

なぜこのような違いがあるのかというと、それは「meet」と「see」が持つ意味の違いにあります。「meet」は「Nice to meet you.」のように、「初めて会う」というニュアンスが含まれています。

しかし「see」は「何度か会う」というニュアンスが含まれています。それぞれの単語の意味をしっかりと理解しておくと間違えることもなくなるでしょう。

 

まとめ|ネイティブがよく使う英会話「別れの挨拶」

今回は、英会話の中でも別れの挨拶に焦点を当てて紹介しました。

大きく分けて、

 

・日常生活で使うもの

・ビジネスシーンで使うもの

について合計17個のフレーズを紹介しました。

 

ネイティブが使う別れの挨拶の表現はこれ以上にもっとありますが、まずは今回紹介したものを覚えて、使ってみましょう。

 

またさらにフレーズを増やしたい方は、アメリカの映画などでは様々な表現がよく使われており、別れの挨拶のフレーズを増やすのにも効果があるので、ぜひ利用してみてください。

正しい別れの挨拶の仕方を覚えて、英会話でスマートに使いこなしましょう( `ー´)ノ