ディクテーションがリスニングにいいってよく聞くけど、時間かかりすぎる。。。
本当に効果あるのかなあ。正しい手順が知りたい。
英語学習をする際の効果的な勉強法の一つとして知られる「ディクテーション」。名前は聞いたことあるけれども「本当に効果ってあるの?」「やり方がイマイチ分からない」と思われる方も多いのではないでしょうか?
せっかくなら時間コスパの良いディクテーションのやり方を知りたいですよね! 今回は、海外への留学経験もある私が実践しているディクテーションのやり方についてご紹介をします。
本記事の内容
・英語上級者がしている|正しいディクテーションのやりかた
・効果のあるディクテーション専用アプリ3選 |
3分ほどおつきあいくださいm(._.)m
正しいディクテーションのやりかた
そもそもですが、ディクテーションとは?
ディクテーションとは、英語ニュースなどで聞こえた音声を途中で止め、聞こえた英文を紙に書き取ることで、リスニング能力を鍛える英語学習法です。何度も繰り返し英語の音声を聞くことでリスニング能力を鍛えることができ、かつ、単語量も増やすことができるため、非常に効果的な英語学習法として知られています。
STEP1 : 1回目の聞き取りでは会話の趣旨
特に英語学習初心者の方にとっては、英語の音声を聞くというだけでも精一杯ですよね。どの英語レベルの方でも、1回目の聞き取りから、すぐに聞こえた音声を紙に書き取るのではなく、まず1回目は話している会話の趣旨を理解することから始めましょう。
・話している会話の内容
スポーツ? 政治の話題?
・発話者
夫婦? 学生同士? 会議形式による多数での会話?
たとえば、上記の内容でも理解できれば、会話のシチュエーションもイメージしやすいですよね。そのシチュエーションをイメージすることができれば、使われそうな単語・文章も想像できます。実は、そのイメージが2回目の聞き取りに活きてきますよ。いきなり最初からすべてを理解できる人は非常に少ないです。焦らずにコツコツとディクテーションを行っていきましょう。
STEP2 : 2回目の聞き取りでは3つのルールに従う
いよいよ2回目の聞き取りですね。2回目の聞き取りでは、以下のルールに従いましょう。
・英語の音声は3秒ごとに止める
一般的に英語スピーチでは1分間に120単語ほどが話されていると言われているため、単純に1秒間だと2単語が話されていることとなります。3秒ごとで止めるとなると、1回の書き取りで6単語を書き取ることができます。まずは私も実践している「3秒ごと」で音声を止めてみて、自身のレベルに合っているか確かめましょう。
おススメは「少しきついな」という長さで音声を止めることですよ。「少しきついな」というレベルでディクテーションを進めることで、より効果的に早く英語のレベルを上げることができます。
10秒ごとに止めると最初に話していた単語を忘れてしまうためおススメはできませんが、音声を聞き取る中で最適な長さを見つけていけると良いですね。
・聞こえた音声は聞こえたまま書く
ここがディクテーションに取り組む方が陥る罠ではないでしょうか。聞こえた音声について書き取る際には、単語の綴りの正しさについて気にしてはいけません! なぜなら、あなたが知っている単語であれば、正しい綴りで書き取ることができるからです。もし、綴りの正しさについて自信の無い単語であれば、それは「あなたが知らない単語」です。ディクテーションを通じて知ることができれば勉強の甲斐がありますよね。
・文章の正しさは気にしない
英語の音声は聞くことができても、文章として成立しているか不安になりますよね。大丈夫です! 英語学習上級者でもその不安はディクテーションの度に感じていますよ。まずは聞こえたままに書き取り、文章として成立しているかは、3回目の聞き取りで確かめていきましょう。
STEP2 : 3回目の聞き取りでは文章と音声が正しいか確認
3回目の聞き取りでは、自身が書き取りをした文章と英語の音声が正しいか確かめましょう。3回目となると徐々に音声を聞くことにも慣れてきているレベルですよね。文法として正しいのか、空欄になっていた単語を集中して聞き取るようにするなど、3回目は基本的には仕上げの段階です。
しかし、ディクテーションのやり方には当然個人差があります。ディクテーションに慣れている方であれば3回の聞き取りでも十分かもしれませんし、慣れていない方であればそれ以上の聞き取りが必要かもしれませんね。
もし、この段階でも不十分な状況であれば、音声スピードを落とすことも視野に入れ、もう1回音声を聞き取るようにしましょう。
効果のあるディクテーション専用アプリ
TEDICT
英語学習経験のある方なら知っている「TED」。様々な著名人によるスピーチを無料で聞くことができるサイトです。TEDICTでは、そのスピーチをディクテーション形式で聞くことができ、聞こえた単語を入力することでリスニング能力を鍛えることができます。
文章が短く区切られているため、聞こえない文章については何度も繰り返し聞くことができ、とても取り組みやすいですよ。一定部分までは無料ですが、スピーチ全部を聞く際には課金が必要となるため、まずは無料部分だけでも取り組んでみてはいかがでしょうか?
まとめ|ディクテーションの効果的なやり方
リスニング能力や単語力を鍛えることができるディクテーション。ただし、やみくもに取り組んでも効果はありません。以下のやり方に従って取り組んでみましょう。
・1回目: 会話の趣旨を理解
・2回目: 以下の3つを意識
①英語の音声は3秒ごと(意味のかたまり毎)に止める
②聞こえた音声は聞こえたまま書く
③文章の正しさは気にしない
・3回目: 書き取った文章と英語の音声が正しいか確認
おすすめなのは、この後にシャドーイングすることです。
理由は目的がそれぞれ違うから。
ディクテーション: 聞こえる音と聞こえない音が分かる
シャドーイング : 聞こえなかった音を今後聞こえるようにする(発音・リズム・抑揚など) |
ディクテーションをやりっぱなしは実はもったいない。
その後にシャドーイングすれば更に効果大です♪