TOEICのリスニングが上がらないと悩んでいませんか?
リスニングのトレーニングの仕方もいまいち掴めない、という人も多いでしょう。
今回は、YouTubeでTOEICリスニングを学ぶためのチャンネルを紹介します。TOEICのリスニングは実はそこまで難しいものではありません。
コツを掴む、もしくはリスニングの底力を上げることができればどんどん得点が上がります。その方法をリスニング力ゼロから常にTOEICリスニングを90%以上取ることができるようになった筆者がお伝えします。
ぜひ、英語学習の参考にしてください。
TOEICのリスニング対策はYouTube!おすすめチャンネルベスト3
TOEICのリスニングの点数を上げる方法は
- 英語を聞き続ける集中力を維持すること
- コツを掴むこと
の2つです。この2つのうちどちらかが達成できればTOEICのリスニングの点数は必ず上がります。
TOEICのリスニングパートは45分で、決して短くありません。集中力を途切れさせずに聞き続けるだけの集中力が必要です。
留学に行くなどしてリスニング能力が上がれば自然とクリアできる部分ですが、初学者が最初に苦労する部分でもあり、これに関しては練習を積み重ねていくしかありません。
一方で、とにかくTOEICのリスニニングパートの点数をすぐに伸ばしたいと思うとコツを掴むことが大切です。
そのコツの1つが、「さまざまな訛りの英語に慣れること」です。TOEICではアメリカ英語・イギリス英語・カナダ英語・オーストラリア英語が混ざっています。
特にアメリカ英語に慣れている日本人にとってやっかいなのが、イギリス英語とオーストラリア英語です。イギリス英語やオーストラリア英語の話者の会話文になると聞き取れなくなることが多々あります。
つまり、イギリス英語やオーストライア英語の訛りに慣れてしまえば、点数が上がるということです。
ここではイギリス英語話者・オーストラリア英語話者を含むおすすめYouTuberを紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
オージー英語と言えばこの人!Aussie English
オーストラリア英語はイギリス英語の影響を受けつつも独特の訛りがあるので、TOEICの受験回数が少ない人にとってはリスニングでつまずきやすい傾向にあります。
オーストラリア英語の特徴を知った上でネイティブの音声を繰り返し聞くことで、耳を慣らすことがリスニング対策に効果的です。
オーストラリア英語の発音の特徴は以下です。
- 「r」の発音が弱い
- 「a」や「i」を「アイ」と読む
- 「ca」は「カ」と読む
この特徴を押さえて、「Aussie English」のYouTubeチャンネルを聞いてみてください。ホストのPeteはオーストラリア英語入門者向けの視聴者のために、はっきり・ゆっくりしゃべってくれています。
字幕がところどころ、理解の手助けとして出る程度なので「英語を聞き続ける体力」をつける練習にもなります。オーストラリア英語への訛りに苦手意識があるなら、ぜひ「Aussie English」でオーストラリア英語に慣れていきましょう。
イギリス英語で徹底的に英語を学ぶ!ETJ English
TOEICのリスニング対策におすすめYouTube第2位は「ETJ English」です。オーストラリア英語に続き、TOEICのリスニングで「聞き取りにくい」と感じることが多いイギリス英語。
イギリス英語の発音の特徴を把握しておくことが、TOEICのリスニング対策に欠かせません。イギリス英語の特徴は以下の通りです。
- 「t」を強く発音する
- 語尾の「r」はほとんど読まれない
- 「ca」は「カ」と読む
- 「æ」(「a」と「e」の中間音)が存在しない
例えば「broadcast」は「ブロードカスト」とイギリス英語では発音されるため、単語自体は知っているのに「その単語だと気づかない」ということが起こりやすいのです。
上記のイギリス英語の特徴を踏まえて、イケメンYouTuberのEliotから英語を教わりましょう。イギリス英語は少し息の詰まったような、独特のテンポがあります。
Eliotがゆっくりすぎず速すぎない、ちょうどよいスピードで話を進めてくれるので、テンポにも慣れることができるでしょう。基本的に字幕がなく、途中でジョークも挟んだりするため中級者以上向きです。
もしも難しく感じるなら、YouTubeの字幕機能を利用しましょう。
英語への体力をしっかりつけるなら!:engVid
TOEICで出題される各国の訛りに慣れたら、スコアが上がります。しかし、それだけでは十分ではありません。スコアを大きく左右するのが「英語を英語のまま理解する能力」「英語を聞き続ける体力」です。
その2つの能力を鍛えることができるのが「engVid」です。
ネイティブのプロの英語教師がさまざまな英語のレクチャーをするチャンネルで、字幕も基本的になく、英語を頭の中で日本語に翻訳しなおす時間がありません。
また、10分~15分以上と尺が長い動画も多いので、TOEICのリスニングを1時間聞き続けられない人は、この動画でまずは「英語を聞き続ける体力」をつけることができます。
TOEFLやIELTSなど資格対策のレクチャーや、スラングを扱ったものなど動画の種類が豊富です。TOEICのリスニング対策をしながら、他の資格試験への対策もできて一石二鳥ですね。
ぜひ、英語の実力を伸ばしたい人はengVidを見てみてください。
純粋にTOEICリスニングのハイスコアのみを目指すなら「公式」を利用
リスニング能力の向上よりも純粋にTOEICのリスニングのスコアをあげたいなら、公式が出している練習音声を繰り返し聞きましょう。
TOEIC本番で「この人の声が聞き取りにくい」という人が出てくることがよくありませんか。実は、公式から出ている練習音声は本番と同じナレーターが話していることがよくあります。
そのため、TOEICのリスニングの音声に苦手意識がある人は、公式が出版しているテキストやYouTubeにあがっている音声を聞き込みましょう。
公式のナレーターの話し方に慣れるだけでも、リスニングパートのスコアがぐっとあがります。ただ、それだけでは頭打ちになってしまいます。
結局は「英語を英語のまま理解する能力」「英語を聞き続けるだけの体力」の2つがTOEICのリスニング力向上のために必須だということは覚えておきましょう。
TOEICのリスニングは訛りへの慣れと体力で勝負!おすすめチャンネルベスト3
TOEICのリスニングパートを攻略するためには以下の3つのYouTubeチャンネルをおすすめします。
- オーストラリア英語をマスター:「Aussie English」
- 字幕なしでイギリス英語に挑戦!:「ETJ English」
- ネイティブ講師による本格レクチャー:「engVid」
TOEICの公式音声なども利用しながら、普段聞き慣れないイギリス英語・オーストラリア英語へ耳を慣らしましょう。
それだけで、リスニングスコアがぐっと上がります!もちろん、集中力を維持し続けることも大切です。集中力を維持するために必要な「英語を英語のまま理解する能力」「英語を聞き続けられる体力」を同時に養っていきましょう。