洋楽でリスニング力を高めたい! と考えたことはありませんか?
しかし、ただ漠然と洋楽を聞いていてもリスニング力はアップしません。
適切な方法で、自分にあった曲を選ぶことが必要だからです。
TOEICのリスニングセクションで9割以上のスコアを安定して取っている私が「洋楽でリスニング力を高める方法」をここでお伝えします!
洋楽でリスニング力をアップ!洋楽で勉強するメリットとは?
リスニング力を高める上で洋楽を利用するメリットは何なのでしょうか。勉強を始める前に、まずはそのメリットを理解しておきましょう。
メリット1:反復練習が辛くない
英語の能力を高める上で最も大切なのが反復練習です。
洋楽のリスニングは勉強というよりも趣味や娯楽の延長として取り組むことができるので、繰り返し練習しても嫌になりません。
言語は使わなければ決して上達しません!何度聞いても飽きない曲を選びましょう。
メリット2:音で記憶するので忘れにくい
洋楽で学習すると、忘れにくいという特徴があります。記憶は五感を多く使えば使うほど、忘れにくくなるからです。
目で見るだけでなく耳で聞き、そして自分の口に出すことによって長期的な記憶として定着させることが可能です。
記憶力が衰えてきた大人にこそぴったりな学習法だと言うことができます!
メリット3:英語独特のリズムを身につけることができる
洋楽を利用することで、英語独特のリズムが身に付くのは大きなメリットです。
一語ずつはっきり発音する日本語に対し、英語はリズミカルな言語で、両者は全く異なります。
平たく一語ずつ母音を交えて読むのが、いわゆる「日本語なまり」です。
しかし、洋楽によって正しいリズムを身につけることができ、日本語なまりを克服することが可能になります。
簡単な方法でリスニング力向上!洋楽を使った勉強方法
1.まずはそのまま聞く
まずは洋楽を何も見ずに聞きましょう。自分がどれだけ聞き取れるかどうか確認します。
一回で全て聞き取る必要はなく、3~4回聞き「なんとなく意味がわかる」レベルまで到達すれば十分です。
全く聞き取れない場合もあまり粘らずに次の段階に進みましょう。
2.歌詞を見て聞く
続いて、歌詞を見ながら聞きましょう。
- どこを聞き取れなかったか
- どの音がどう繋がっているのか
- 発音されていない音はあるか
- 自分の認識と異なる発音で歌われている単語はあるか
ということを確認していきます。歌詞を見ることで、たくさんの発見があることを実感できるでしょう。
3.歌詞を見ながら歌う
リスニング力は聞くだけでは向上しません。自分で発音できるようになって、初めて聞く力となります。
恥ずかしがらず、歌詞を見ながら歌いましょう。発音、リズムを完全にコピーするつもりで取り組むのがコツです。
できるだけ和訳は見ないようにしてください。和訳にひっぱられ、洋楽を聞いていても頭の中に日本語が浮かんでしまうようになります。
4.歌詞を印刷して気になる点をマークする
記録として残すために、歌詞を印刷することをおすすめします。発音のコツや、初めて知った単語や熟語などをどんどんマークしていきましょう。
手を動かし書き込むことで、記憶がよりしっかり定着します。
この方法は、英語のドラマや映画を見る時にも使うことができます。まずは字幕なしで、続いて英語字幕ありで、次はシャドーイングをしながら…と練習を繰り返します。
何度でも見ることができる、大好きな一本を見つけることが何よりのコツです!
リスニング教材におすすめ!聞き取りが比較的簡単な洋楽10選
それではさっそくリスニングを始めましょう。しかし、Hip Hopなどを選んでしまうとあまりの難しさに挫折してしまいかねません。
ここでは、聞き取りやすくリスニング教材としておすすめの洋楽10選をご紹介します。
好きなアーティストがいればその人の曲が一番ですが、どの曲を聞けばよいかわからない!という方はぜひ参考にしてください。
1:”Raise Me Up”
まさにリスニングの王道!定番中の定番です。スローテンポなので初心者におすすめの一曲。
たくさんカバーされているので、男性でも女性でも一緒に歌うことができます。
2:”I’m Yours” by Jason Mraz
ゆっくり心地よいウクレレに合わせて、とても綺麗なアメリカ英語を聞くことができます。
途中畳み掛けるように歌詞が続くところがあるので、英語独特の音の繋がり方をしっかりと聞くことができるのもポイントです。
3: “Thinking Out It Loud” by Ed Sheeran
「世界で最も才能のあるアーティスト」とも言われる、イギリス出身のEd Sheeranの一曲。
何度も聞かずにはいられない歌詞をぜひ味わってください。
4 :”Love Yourself” by Justin Bieber
何かとお騒がせのアーティスト、Justinの一曲です。
シンプルで心地のよいビートなのに、元カノへの皮肉が歌われているギャップがおもしろいですね。
ミュージックビデオの有名ダンサーによる息のあったダンスも、何度も見たくなってしまいます!
5:”A Whole New World” from Aladdin
ディズニーファンにはおなじみ、映画「アラジン」の”A Whole New World”。
ゆっくり丁寧に発音されており、ボキャブラリーも勉強になります。
ぜひ、聞き取りからチャレンジしてみてください!
6:”Rude” by MAGIC!
カナダ出身の4人組のレゲエ・ポップグループによるヒット曲です。
カナダ人は「英語がきれい」とよく言われますが、この曲を聞けばその意味がわかると思います。
音の繋がり方を意識して、ゆっくり勉強したい方におすすめの1曲です。
7:”Billionaire” by Travie McCoy feat. Bruno Mars
「億万長者になりたい!」という願望を歌ったこの曲は、きっと自分のことのように歌えるのではないのでしょうか。
ブルーノ・マーズの伸びやかなサビの聞き取りからはじめましょう。
ラップパートがあるので、中・上級者向けです!
8:”Sugar” by Maroon 5
定番中の定番で、今でも世界の様々なところで流れている”Sugar”。
聞き取りだけでなく歌えるようになっておくと、外国人の友達ができた時に喜んでもらえます!
9:”Shut Up And Dance” by Walk The Moon
「勉強」と思うとリスニングをする気力が衰えますが、この曲はそんなことも忘れさせてくれます!
「いいから、黙って踊れ!」というタイトル通りのパワフルな曲で、言い回しがかっこよく繰り返しが多いのでトレーニングにもってこいの1曲です。
10:”Nancy Mulligan” by Ed Sheeran
10曲目は個人的なイチオシ、これもEd Sheeranの楽曲です。
Ed Sheeranの英語は聞き取りやすいのですが、この曲はテンポが早いので少し難易度が高いかもしれません。
まずは、歌詞を見ない聞き取りを徹底的にしてみてください。
その時、あまり聞き取れなくても、歌詞を見て歌の意味がわかった瞬間…とても幸せな気持ちになること間違いありません。
洋楽で反復を繰り返せばリスニング力は必ず上がる
洋楽を利用することで、英語独特のリズムを身につけることができ、また忘れにくいという語学学習におけるとても大きなメリットがあります。
語学力の向上には反復練習が必須ですが、洋楽を聞き、歌うことで苦痛なく繰り返すことができるのもポイントです。上達後にカラオケで歌ってみると、羨望の目で見られるかもしれません!
歌詞なしで聞く→歌詞ありで聞く→歌詞を見て歌う→歌詞にマークを入れる
という練習を繰り返しましょう。映画やドラマなどに応用することもできる勉強方法なので、お気にいりの一本があればぜひ徹底的に反復してみてください。