TOEICの勉強の仕方についてお悩みの超初心者の方へ。この記事では、初めてのTOEICで350点だった人の「一体何から勉強を始めればいいかわからない…」という悩みにおすすめの教材と勉強法を紹介しています。

 

【こんな人におすすめ】

・はじめてのTOEICで350点前後だった

・英語には長らく触れていなく、学生時代から英語は苦手

・数がありすぎてどの教材を選んだらいいかわからない

 

超初心者向けに厳選した教材を3冊ご紹介します。そもそも机に向かって勉強なんて久しぶり。もっと簡単に始めたい!という方に向けては、気軽に始められる英語学習アプリもまとめました。

 

本記事の内容

・TOEIC350点の人にまず準備してほしい教材3冊

・もっと楽に!TOEIC350点からの英語学習アプリ3選

・TOEIC350点から抜け出すための勉強法

 

この記事を書いている私は、実際に初心者の状態から、本やアプリを活用しながら880点まで独学でスコアを上げることができました。そんな自分の経験を踏まえて解説していきます。

3分ほどで読めます。ゆる読みでどうぞm(__)m

TOEIC350点の人にまず準備してほしい教材3冊

3冊のおすすめポイントをまとめました。

中学英語をもう一度 ひとつひとつわかりやすく

何から手を付けていいかわからない方には、まず本書をおススメ。TOEICの勉強に中学英語…?と思うかもしれませんが、どんなに難しい長文も会話文も、決まったルールに沿って出来ています。中学で習った文法=英語のルールそのもの。

Be動詞から始まり、助動詞、不定詞、現在完了形…など「聞いたことあるけど、なんだったっけ?」という文法項目をまとめて総復習できるのがこの1冊です。

Amazonでベストセラー1位となっていて、非常にわかりやすいと人気の教材です。

TOEICでは点数を分散させるために幅広いレベルの問題が用意されています。この1冊をこなすことは、基礎問題を確実に正解することにつながります。

スコア300点から学べるTOEIC(R)テスト 超初級講座

TOEICの問題には“パターン”が存在します。そのパターンを事前に知っているだけで簡単に点数がアップするのです。

知っているのと知らないのでは大違い!と言えるその攻略法を、パート別にわかりやすく教えてくれるのが本書です。

リスニングを含む全パートで22個の攻略法を扱っています。こちらも付録CDで講義式に問題解説をしてくれます。
また、模擬試験が100問掲載されているので、学んだばかりのコツを実践問題で試しながら身につけることができます。知っているだけで確実に点数をとれるテクニックがあると自信につながりますよね。

また、初心者向けの必要最低限の英単語を抜き出して巻末にまとめてくれているのもおススメポイント。CDでは単語を英語→日本語の順に収録しているので、単語の暗記とリスニング練習を兼ねることができます.

世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試 [600点突破レベル]

実際のTOEICは2時間で200問を解くという集中力が必要なテストです。そんな“TOEIC本番に慣れる”ための一冊がこちらです。自分の力を本番でもしっかり発揮するために、実際のテストと同形式の内容が2回分収録された本書を活用しましょう。

 

解くペースや時間配分を考える練習をするイメージです。試験の直前には必ずやっておきたい練習ですね。

 

本書は初心者には手が付けられないような難問は排除されていて、実際のTOEICよりは易しくなっています。無駄なく実力を発揮しやすい作りなので、基礎力を高めることにもつながります。CD2枚つきで、リスニングの対策も万全です。

 

TOEIC公式の問題集よりも解説が丁寧で詳しいのもおススメポイント。

もっと楽に!TOEIC350点からの英語学習アプリ3選

忙しい人や細切れ時間の活用にはアプリは必須です。おすすめの神アプリを3つ。

ゲーム感覚で基礎からやり直せる “早打ち英文法”

中学~高校で習う英文法の重要項目を学べるアプリです。

正しい語順になるように風船を割って英文を完成させるというゲーム形式になっています。1つの項目に対して5つの例文で反復学習できる仕組みなので、自然と身についていきます。

 

1500問収録されていながら、なんと無料です。全ての問題にネイティブの発音付きですので、リスニングの練習にもなり一石二鳥。

なにより気軽に始めたい方は、ゲーム感覚で取り組めるこのアプリで英語に触れることから始めてみてください。場所を選ばず、スキマ時間でこなすことができます。

言わずと知れた有名アプリ “スタディサプリ ENGLISH TOEIC対策コース”

TOEICでのスコアアップを追及したアプリといえば、スタディサプリがおススメです。TOEICのプロ集団が開発したTOEIC対策のためのアプリです。テレビCMでの「神授業!見放題!」の通り、有名講師による非常に分かりやすい講義の動画が200本以上見放題となっています。

1つのテーマで1つの動画が3分~と簡潔にまとめられており、覚えるべきポイントが明確。講義内容に沿った練習問題も用意されていて、着実に力をつけることができます。

月額2480円~ですが、現在1週間無料お試しができますよ。アプリとしては価格が高めの設定ですが、このアプリ1つだけで十分にTOEIC対策が可能なのが魅力です。

TOEIC350点レベルからの英単語アプリ “キクタンTOEIC600”

600点を突破するために必要な単語や語彙のみをセレクトしているアプリです。TOEIC350点レベルから収録されています。キクタンシリーズはもともと書籍でも人気が高いので、ご存知の方も多いのでは。

 

単語と例文に音声がついているので、目と耳で暗記ができるアプリです。とにかく時間がない!という方、通勤や通学中に取り組めます。一度間違えたものはまとめて復習できる機能があるので、効果も高いです。

 

最終的には単語の暗記だけでTOEICのスコアアップを目指すのは難しいので、あくまで補助的に使うことをおススメします。価格は720円ですが、数多ある参考書や問題集に比べれば格安ですね。

TOEIC350点から抜け出すための勉強法とは

無理はせず、まずは1日1回英語にふれる時間を作ろう

長年英語を勉強することから離れていた方や、英語学習の初心者は、無理をせずに毎日英語に触れることからスタートするのがよいでしょう。意外に難しいのが、何よりも勉強を継続するということです。

どんな教材でも、学習者にとってわかりやすいようにカテゴリに分けられていたり、段階的に作られていたりします。あれもこれも手を付けるよりは、1つの教材を用意された順序に沿って終えることを目標としてみてください。

 

その際のおススメは、書籍なら『中学英語をもう一度 ひとつひとつわかりやすく』、アプリなら無料の『早打ち英文法』です。

 

私自身、とにかく色々な本を集めるだけ集めて、すべてに少しずつ手をつけて挫折した経験があります。断片的に勉強していては、まとまった実力がついた手ごたえもありません。

1つの教材に毎日触れることで、英語を学ぶことを習慣づけましょう。

具体的な勉強の順序は?

TOEIC初心者の人は、

“基礎をかためる→TOEICのパターンを知る→2時間で200問を解くことに慣れる”

というおおまかな計画で流勉強していきましょう。

 

基礎ができないうちに問題だけを解いても身につきません。繰り返しになりますが、焦らず、しっかりと基本を理解することから始めましょう。

 

また、英語の勉強=単語の暗記だと思いがちですが、単語の暗記だけではTOEICの対策にはなりません。スキマ時間の活用としてや、あくまで補助的なポジションとして単語帳を使いましょう。

 

勉強を進める中で出てきた知らない単語を随時書き足していき、自分だけの単語帳を作ってもよいですし、移動時間などのちょっとした時間を活用しやすい単語帳や単語アプリを購入し利用するのも有効です。

インプット→アウトプットを繰り返して身につける

勉強をしていてやりがちな失敗は、とにかく参考書を読み込み、講義動画を見ることに時間を割いて、勉強した気になってしまうことです。

TOEICのテストで実力を出すことが最終目標なわけですから、必ず参考書やアプリに付いている問題を解いて、一度学んだ(インプットした)ことを、自分の力で試しましょう(アウトプットする)。

 

このインプット→アウトプットを常にセットにして繰り返すことで英語が身についていきます。アウトプットで問題を解いてみると、正解すれば自信につながります。

逆に、不正解の時は復習につなげたり、得意・不得意を知って強化する項目を知ることができたりします。

 

例えば1つのパートを終えるたびに問題を解いてみるとか、週末にまとめて問題を解く時間を作るとか、自分にあったペースで取り組んでみてください。

TOEIC350点から始める英語の勉強法まとめ

TOEIC初心者の方がやるべきことを5行でまとめました。

・本やアプリで細切れ時間を有効活用

・一度にたくさん手をつけないで、まずは1つの教材を終えることを目標に

・インプット→アウトプットを繰り返して確実に身につける

・TOEICでつかえるテクニックを知る

・試験前には2時間で200問解くトレーニングを

 

どんなに高得点をとる人だって、根底にあるのは基礎です。

今回紹介しました教材3冊と初心者向けアプリ3つを有効活用して、英語基礎力を楽しく効率よくつけてくださいね。