TOEFLibtスコアを上げたいけどリーディング問題が苦手。公式問題集と平行して英字新聞で克服したい、どんな英字新聞・勉強法がいい?

海外留学しても困らないくらいの読解力・単語力をつけたいなあ。

 

本記事の内容

 ・英字新聞でTOEFLのリーディングスコアが上がる理由

・TOEFLにおすすめの英字新聞と使い方

 

TOEFLを受験するうえで、最も点数を取りやすいと言われているリーディングパート。でも、リーディングが苦手だとなかなかスコアが上がらないですよね。そんな時、公式問題集と平行して英字新聞でリーディングのトレーニングをしようと考えたことはありませんか?

ここではそんなTOEFL対策にぴったりな英字新聞と勉強方法をご紹介します。リーディングに苦手意識がある方、リーディングパートの点数が伸びずに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。まずは1日2記事読むことから初めてみましょう。

 

3分ほどで読めます( `ー´)ノ

英字新聞でTOEFLのリーディングスコアが上がる理由

TOEFLのリーディングは独特で、アカデミックな内容がメインです。そのため、英字新聞を読んでもTOEFLのスコアに直結するのかどうか不安に思うかもしれません。

ここでは、なぜ英字新聞を読むことでTOEFLのスコアが上がるのかをご説明します。漠然と英字新聞を読み始めるのではなく、まずはメリットを頭に入れておくと、読んでいる最中に頭が意識するのでその恩恵を享受しやすくなります。

 

理由1:TOEFLで出題される様々な話題の背景知識が身につく

英字新聞を読んで様々な話題の背景知識が身につくと、スコア向上に大きく役立ちます。

TOELFのリーディングでは様々なトピックが幅広く扱われます。環境、科学、経済、歴史、芸術、生物、農業…など、どの分野から出題されるかは受験するまでわかりません。1つのトピックに絞って対策ができないこともTOEFLならではの難しさで、「この問題はスラスラ読めるのに、この問題は何を言っているのかさっぱりわからない」という経験もあるのではないのでしょうか。

 

それはほとんどの場合で背景知識の欠如が主な原因です。単語が多少わからなくても、背景知識があれば何となく意味を推測しながら読み進めることができるため、「広い知識を持っておく」ということはリーディングにおいて実は最重要事項なのです。

 

英字新聞は上記で挙げたような幅広いトピックを扱っているため、読んでいるうちに自然と知識を吸収することができます。また、「この分野になると全然読めない」という自分の弱点となるトピックを把握でき、日本語で知識を補いながら読み進めることで克服していくことが可能です。

理由2:リーディング力アップに欠かせない「多読量」を補うことができる

TOEFLのリーディングに必要な集中力はリーディング量がものを言い、そのリーディング量を英字新聞では補うことができます。TOEFLではとにかく大量の文章を読まなければなりません。

60~80分で700語程度の長文3パッセージ、各パッセージにつき12~14問の出題に答えなければいけないことは既にご存知でしょう。

 

そのため、全速力で1時間以上もの間英文を読み続けなければならないのですが、集中力が途切れてしまうと同じところを繰り返したり、何となく文章を目で追うだけで全く内容が頭に入ってこなかったりします。

これを防止するには、公式問題集で出題形式に慣れておくことと、もう1つはリーディング量を補い、頭で日本語に置き換えることなく英文を読み進めることができるようトレーニングすることが必要です。

 

問題集をやるだけでは問題にフォーカスしてしまい、なかなか量を読むことができません。しかし英字新聞は「読み物」なので出題を気にすることなく読み進められます。興味のあるトピックからどんどん読んでいきましょう。

理由3:読解力・単語力がつく

英字新聞を読むことでTOFELのスコア向上だけでなく海外留学にも困らないような読解力・単語力をつけることができます。英字新聞は読者が理解しやすいように書かれているため、基本的な読解力を身につけるには最適です。

 

また、様々なトピックの中で豊富な語彙に触れることができ、自然と単語力も向上します。英字新聞のレベルを上げていくと、海外で見かける文章の方が簡単に思えるようになってくるため、留学しても英語で困る心配をする必要がなくなります。

TOEFLリーディング対策におすすめの英字新聞3選と勉強方法

以上で英字新聞がTOEFL対策に役立つ理由をお伝えしましたが、ではどんな英字新聞がTOEFL学習に向いているのでしょうか。ここではおすすめの英字新聞と勉強法をご紹介します。

 

初級・中級者ならまずは1日2記事!「The Japan Times Alpha」

「The Japan Times Alpha」はTOEFLの対策を始めたばかりの初級者や、リーディングセクションに苦手意識のある中級者におすすめの英字新聞です。記事の内容レベルが★の数で表示されているので、難しい記事から読んで混乱し、読む気が失せてしまうというありがちな失敗を避けることができます。

 

また、日本語で導入文が書かれているため内容を推測しやすいのもポイントです。TOEFLではわからない単語や話題もとにかく推測しながら読み進めなければならないので、よいトレーニングとなります。

 

1日2記事から読んで、慣れてきたら少しずつ読む記事数を増やしてみてください。効果的な勉強法は、まずは万遍なく全てのトピックに目を通して「この話題は苦手」という自分の弱点を見つけることです。

Web版でカテゴリー別にバックナンバーを読むことができるので、苦手なカテゴリーを重点的に読み、知識量が足りないと感じたら和訳を読みましょう。和訳に対して罪悪感を感じる必要はありません。

 

この繰り返しにより、苦手トピックが克服され自然とTOEFLのリーデングスコアに反映されていきます。

点数に伸び悩んでいる上級者なら「The Japan Times」

英語上級者におすすめなのが「The Japan Times」です。こちらは学習者向けの「Japan Times Alpha」と違って在日外国人向けで一切和訳はありません。しかし、トピックは日本が中心なので外国の英字新聞よりも理解がしやすくなっています。

 

このレベルになってくると「知識の広さ」と「単語力」の勝負になってくるので、TOEFLで扱われそうな話題を重点的に読み進めるようにしましょう。英語を英語のまま理解し、何度も読み返さないというトレーニングを積んでください。

リーディング量と読むスピードがつき、頭打ちになっていたスコアも再び伸びるはずです。

 

また、「The Japan Times」を購読すると「The New York Times」もついてきます。こちらはアメリカを中心とした経済に強い新聞なので、経済系トピックを強化したいなら一緒に読むことをおすすめします。

100以上のハイスコアを狙うなら「Times」「National Geographic」などの英語雑誌を活用

ハイスコアを狙いに行くなら、更にTOEFLに出題されそうなトピックを扱う英字雑誌を読むのも手です。「TIME」はアメリカのニュース雑誌で、最先端科学や政治や経済、エンターテインメントなどが詳しく特集されています。

またTOEFLでは理系の話題も多いため、「National Geographic」で生物や科学に関する英文に慣れておくとスコアの向上に直結するでしょう。

まとめ|TOEFLリーディング対策には英字新聞多読が効く

公式問題集と並行して英字新聞を読むことで、TOEFLのリーディングセクションのスコアアップに役に立ちます。その理由は、

 

・TOEFLで出題される様々な話題の背景知識が身につく

・リーディング力アップに欠かせない「リーディング量」を補うことができる

・読解力・単語力がつく

 

ということが挙げられます。

初級・中級者なら「The Japan Times Alpha」、上級者なら「The Japan Times」と自分のレベルに合わせた英字新聞を選んでまずは1日2記事読んでみましょう。