ネイティブのような発音はどうやったらできるの。
ネイティブの人に話しかけても、聞き返されそう。。。
今回はこのような疑問にお答えします。
答えは5つの母音を学ぶ中にあります。ここでは数ある英語の母音の中でも重要な5つを解説します。
本記事の内容
・日本人が英語の発音が苦手な理由
・英語の5母音のキホンを解説 ・具体的な5つの学習法(コスパ最強) |
私は今でこそ、英語を話すと訛りは殆ど無いと言われますが、何年も練習を続けた結果です。
逆に言えば、シンプルな練習を繰り返すだけで、帰国子女でなくとも、必ずネイティブに理解してもらえる英語は話せるようになるということをお伝えします。
3分ほどおつきあいください。
日本人が英語の発音が苦手な理由
理由は次の2つです。
苦手な理由①:英語には日本語に存在しない音が多数存在するから
苦手な理由②:学校では発音、アクセント、イントネーションの学びが少ない |
当たり前ですが、”英語には日本語に存在しない音が多数存在するから“です。
英語は日本語に比べ、子音も母音も数が多いです。日本語の母音は、あ、い、う、え、お の5つですよね。それに対し、英語には数え方によりますが16〜26個もあります。
例えば、日本語の“ア”に対応する母音は、英語では [æ] [ɑ] [ə] [ʌ] と、4つもあります。これを理解せずに全て“あ”として発音していては、聞き手が理解できなくても不思議ではありません。
関連して、カタカナで英語の発音を学んでしまい、カタカナ英語をそのまま英語として使おうとしていることです。
(例:ポテト=Potato の発音は、“パティトゥ”に近いです。“フライドポテト”と言っても伝わるかどうかは??です。)
日本人が発音が苦手な理由の2つ目には、学校での英語教育に発音、アクセント、イントネーションの学びが少ないということがあります。
これは、実際に英語を“話す”練習よりも文法の理解、翻訳、単語習得に圧倒的な時間と労力を費やしている為です。発音は、練習をしない限り絶対に上達しません。
逆に、練習さえすれば発音は上達します。
英語の母音を今すぐ学ぶ
日本語には5つの母音があり、全ての音にはいずれかの母音が付いています。
英語の発音を学ぶ際、あ、い、う、え、お 以外の母音の存在を理解していないと、所謂日本語訛りの英語になってしまいます。
イントネーションをマスターしてしまえば、発音が日本語訛りでもある程度聞き手は理解してくれるようになりますが、ネイティブに近い英語を話したいのであれば母音の仕組みを理解することが近道です。
英語の母音 English Vowels (例はアメリカ英語です) をざっとご紹介します。
「あ」系の母音
[æ] 「あ」と「え」の合体した音 (口を横に大きく開いた状態で‘え’) 例:hat, cat
[ɑ] 正統派の「あ」の音。口を縦に開けた状態で‘あ’ 例:box, pocket
[ə] あいまい母音 日本人には最も難しいのはこの「schwa」で、実際には「う」に近い。
例:Japanese の、Pの部分です。アクセントなしの、なめらかな音になります。口は半開きです。
[ʌ] : 喉の奥で発音する 例:cut, country 口は小さめの開け具合
「い」系の母音
[I] 「い」と「え」の中間のような音 例:listen, baby
[I:] 「いー」と伸ばす音 例:freeze, please
「う」系の母音
[w] 唇をすぼめてから→次の音。 例:would, wheel, wave
[u] 尖らせた口で、‘う’ 例:book, cook
「え」系の母音
[e] 日本語とほぼ同じ ‘ヱ’ 例:bed, head, mail
「お」系の母音
[o] 口をすぼませて ‘オー’
英語の母音がカンタンに練習する5つ
これらをできるだけ楽しく学べる方法をご紹介します。
1 You Tube でシャドウリーディング(Shadow Reading)
2 オンライン辞書の活用(Reading the Dictionary) 3 発音の迷路(Pronunciation Maze)でゲーム感覚に学ぶ 4 子供向け「ドクタースース(Dr. Seuss)」で発音矯正 5 実際に話をしてみてフィードバックをもらう |
1. シャドウリーディング
まず、映画やコマーシャル、Youtubeから短いクリップを見つけて英語の字幕を入れます。そして2度観ます。1度目はただ黙って観るだけ。そして2度目から、観ながら字幕を頼りにセリフを真似ていきます。こうすることによって、よりテンポよく、正しい発音を練習することができます。
2 オンライン辞書の活用
次回辞書を引くときに、言葉を調べてから、まず自分で言葉を発音してみましょう。次に、オンライン辞書で表示されている音声と一緒に発音をしてみます。最後に自分で発音します。辞書の発音にできるだけ近づけていきます。この方法は、英英辞書で行うことをお勧めします。
3.発音の迷路
ゲーム感覚で発音を学べます。上から下まで、同じ母音が使われている単語を見つけて進んでいきます。ネット検索をする沢山ありますが、こちらが一例です。
http://english-zone.com/teach/pdf-files/but.html
4ドクタースース
Dr.Seussは有名な子供向け本の著者です。Dr Seussの本は、英語を第一言語として学んでいる子供達向けに、英語を読むこと、話すことを教えるための本です。シンプルでキャッチーな英語で、発音の練習には最適です。こちらはお勧めの “Hop on Pop” です。
5 実際に話をしてみて、フィードバックをもらう
そして一番大事なのは、学んだことを実際に使ってみること。完璧にできるようになってから、、ではいつまでも練習する機会をつかめません。“間違った発音だったら教えてね”くらいの勢いで、どんどん話していきましょう。
とはいっても、なかなか近くに英語を試せる外国人はいないもの、ですね^^
そんな時におすすめなのはオンライン英会話です。以下の2つがコスパ・質に最高です。
・DMM英会話
・レアジョブ英会話 |
まとめ|英語の発音矯正はまず5つの母音から
母音をしっかり理解して練習を繰り返すことで英語の発音は必ず上達していきます。
5行でまとめます。
・日本語にはない英語の母音を理解する
・You Tubeでシャドーリーディング ・オンライン辞書で正しい発音を確認 ・「発音の迷路」をゲーム感覚で遊ぶ ・子供向けの「ドクタースース」は発音矯正に最適♪ ・英語を使って実戦練習(⇒オンライン英会話の活用) |
母音を正しく使って発音ができれば、よりネイティブに近い発音となります。
発音練習で大切なことは「楽しめる方法」を取り入れることですね。
まず母音を直す
⇒ スピーキングが楽しくなる♪
⇒ 更に発音を学びたくなる♪
「〇〇さんの英語、発音うまいねー」「どこで習ってるの?」
発音矯正に特別な才能はいりません。かけた時間に比例します^^
1か月も続けていれば、誰でも自分の発音が少し変わっているのに気づきますよ。