今、流行りの短期留学。
フィリピンだと1ヵ月で10万円程度のパッケージもたくさんあり、気軽に留学に行くことができるようになってきました。
でも、短期留学が本当に英語習得に役に立つのか疑問ですよね。
確かに「ただ行くだけ」では意味なく、お金の無駄になってしまいがちなのが短期留学の実情です。
学生時代に短期留学・長期留学の両方を経験した筆者が「短期留学のコスパを高めるために欠かせない秘訣」をお伝えします!
本記事の内容
・短期留学のメリット
・短期留学のデメリット ・留学コスパを高めるためにすべきこと3つ |
3分で読めます。短期留学をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
迷っているなら絶対行け!短期留学のメリット3つ
短期留学でも「外国で暮らす」という経験が有るか無いかでは大きな違いです。留学を経験する人が増えているからといって意味なくはありません。
まずは短期留学ならではのメリットを見ていきましょう。
メリット1:留学期間が短く済む
短期留学のメリットは、当然のことながら留学期間の短さです。6ヶ月、1年など長期の留学に行くことは学生にとっても社会人にとっても簡単なことではありません。
学生の場合だと就活が遅れたり、社会人の場合は休職が必要になります。一方、短期留学だと2週間からのコースもあり、その分1日で語学学校での授業を詰め込むことができます。
短い期間で長期留学と同じ内容を学ぶことができ、かつ期間を長く確保せずにすむのは大きなメリットです。
メリット2:留学資金が安い
短期留学は、特に人気のフィリピンやセブ島などでは留学資金が安く済むケースが多々あります。
1ヶ月のコースで10万円程度が相場ですが、アメリカやカナダなどに留学すると航空券だけで10万円を軽く超えてしまいます。
金銭面での手軽さも大きなメリットと言えるでしょう。
メリット3:パッケージ化されているものが多く手軽
メリット2でも触れましたが、短期留学はパッケージ化されているものが多いのが特徴です。
学校、寮、また食事まで全てパッケージになっていることが多いので現地で何の手配もする必要がなく、到着したその日から勉強に集中することができます。
しかし行くだけでは意味がない!短期留学のデメリット
しかし、短期留学にはデメリットもあります。
デメリットを把握しないと意味がないものになってしまいかねないので、あらかじめ頭に入れておきましょう。
デメリット1:英語力が身につく前に留学期間が終わってしまう
英語力は一朝一夕につくものではありません。失敗を繰り返しながら、少しずつ身についていく「筋トレ」のようなものです。
そのため、英語力が十分身につく前に留学期間が終わってしまうことが非常によくあります。
特に、自分から積極的に英語で発信する訓練を留学中に積まなければ、結局「話せるようになった」実感を持つことができないまま日本に帰ることになりかねません。
デメリット2:その国の深い事情まで知ることができない
留学は、英語の勉強だけでなく異文化に飛び込むことができるということに意義があります。
しかし、短期留学では「語学学校の授業が終われば寮に戻る」という繰り返しで、本当の意味でその国について知ることが難しいのも事実です。
自分から積極的に現地の友達を作ったり、学校の外に出かけなければ「外国人向けにパッケージ化された語学学校にいた」という経験にしかなりません。
デメリット3:実践的な英語を身につけることができない
短期留学でも、英語力は必ず向上します。
しかし、それが実践できる英語力であるかどうかは別の話です。
何もわからないまま英語で話を聞き、情報を集め、苦労しながら英語でものごとを進める経験こそが実践的な英語力を高めます。
身の回りの準備を全て業者にやってもらいがちな短期留学では、知識としての英語力は上がっても「実際に様々な場面に応じて使い分けることができる」実践的な英語力はつきにくいのが実情です。
コスパを最大に高める!有意義な短期留学に必要なこと3つ
短期留学のデメリットの見出しで述べたように、ただ行くだけではお金がもったいない結果になってしまうこともあります。
そのため、私個人の意見としては長期留学をおすすめします。
しかし、心構え次第で短期留学のコスパを究極まで高めることが可能です!
とてもシンプルなことですが根気が必要です。
短期留学で本気で英語を身に付けたいなら、ぜひ以下の3つを頭に入れておいてください。
1つ目:日本語を一切使わないこと
まず、英語脳を作ることが大切です。
長期留学だと自然と英語での思考が可能になり瞬発力がついてきますが、短期留学だとそうはいきません。英語で考え、英語を話す脳を作るために日本語の使用を禁止しましょう。
日本人留学生と話す時も英語、SNSはなるべく禁止(時間を決めて、息抜き程度に!)、独り言や授業メモも全部英語にする…など徹底しましょう。
実際、辛くなりますがそこまでしないと短期間で英語は身につきません。
2つ目:実践の場を設けること
短期留学は全てが用意されているケースが多いですが、それでも街に出て実践の場を設けましょう。街行く人との英会話を楽しむのもよいですが、おすすめは「自分にとって必要なものの契約をする」ことです。
例えば携帯電話の契約、部屋の契約、wifiの回線開通など「なくては困る」ものを人任せにせず自分でやってみましょう。契約においては情報を聞きもらすと損をするので、注意深く聞く力がつきます。
質問に対しても妥協できないので、相手がわかってくれるまで聞き続けなければなりません。実践の中で「自分でなんとかしないといけない」という必死さこそが英語力を高めます!
短期留学では難しいこともありますが、なるべく意識して自分でものごとを進めるようにしましょう。特に、値段をふっかけられたり、押し売りされたりなど「戦う」経験を積むと一気に英語力がアップします!
3つ目:語学学校の授業だけで満足しないこと
短期留学は語学学校の授業が朝から晩まで組まれていることが多いですが、授業だけで満足してはいけません。他の人が半年、1年かけて身につける力を短期で獲得しようと思うと、とても語学学校の内容だけでは追いつきません。
学校で習ったことは復習して完璧に覚えるだけでなく、プラスでリスニングを練習したり、発音を練習したりするなど「空き時間にも英語に浸る」ことを意識しましょう。
「英語で習い事を始める」でもよいですね!
私は留学先でストリートダンスを習っていたので、語学学校の正しい英語にプラスしてダンス用語や音楽関係のスラングを覚えました。
現地との関わりを持つことでその国について知るきっかけにもなります。前述した「実践の場」とも通じますが、学校生活だけが全ての短期留学ではコスパは低くなってしまいます。
学校生活に英語でのアクティビティや練習をプラスすることが大切なのは間違いありません!
短期留学は環境が全て!コスパを高めるためにすべき3つこと
短期留学は手軽に留学経験ができますが、ただ行くだけでは意味がないものになってしまいかねません。短期留学で結果を出そうと思うと、集中的な努力が必要なため、ある意味長期留学よりも大変でもあります。
・日本語を一切使わないこと
・実践の場を設けること ・語学学校の授業だけで満足しないこと |
この3つを意識してください。
短期留学で得ることができる収穫や英語力の伸びが格段に変わってきます。
と言っても、パンクしてしまっては勉強を続けることができないので、適度に息抜きを挟みながら集中的に勉強に励んでくださいね!