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英字新聞を毎日読むことがいかに英語力アップに適した学習法か書いてきたのですが、

私が英語の勉強を始めた中学生のころ、受験勉強に励んだ高校時代、イギリス文学を研究した大学時代、残念ながら英字新聞を活用する機会はありませんでした。

もっと今のように簡単に始められるようだったら。。

とうらやましく思います。

教科書や問題集、文学作品からはなかなか生きた英語を学ぶのは難しいのです。

留学先の語学学校で英字新聞活用

イギリスの語学学校に社会人になってから短期ですが通ってみたのですが、その時の授業で現地の新聞を取り上げていたのを覚えています。

生徒たちに、レベルの高い老舗のThe Timesや知識層に人気のThe Guardianと、

反対にゴシップやスポーツ記事ばかりのThe SunやMirrorなどを読み比べさせて、確かにあまりの文体や語彙レベルの違いに驚きました。

あまりに昔のことで細かくは思い出せないとはいえ、多分「このようなタブロイド紙を読んでたら英語は上達しない、質の良い新聞を読みなさい」と言われたのだと思います。

お気に入りの英字新聞

イギリス人と結婚してイギリスでの生活が始まったとき、主人はThe Independentという新聞を読んでいたので私も読むようになったのですが、その名の通り政治的に中立でそれでいて革新的な雰囲気があって、レヴューなどもなるほどな!と納得できるものが多くてお気に入りになりました。Indyという愛称もありました。

しかし子供が生まれて子育てで手一杯になると新聞を読んでいる余裕もなかった時期もありましたが、The Independent i という縮小ミニ版が発売され、これは読みやすくまとまってる!と有難かったものです。

今年の3月の終わりでThe Independent本誌のほうは紙面での発売が終わり、オンライン化に移行しました。寂しいことですが、今度このような流れは他紙でも進むのでは。。と言われています。

家族で英字新聞の時間

主人の実家に帰ると義父はいつもGrandpa chairという大きな椅子に座ってタイムズを読んでいました。引退後はそうして毎日ゆっくりすべて読んでいたのでしょう。

2年前に亡くなりましたが、孫たちはグランパと言えばグランパチェアで新聞を読んでいる姿が思い浮かぶ、と言います。小さいときはその膝に上って邪魔していたのですが。

今は日曜にThe Sunday Timesが届くと、義母が教会から帰ってきてお昼からシェリー酒をいただき、ゆっくりと私はカルチャーマガジン、長女はファッション、主人はモーターセクション、そして義母と次女は日曜拡大版のクロスワードパズルをしていて、平和で幸せな時間だなあと感じるものです。

何世代にもわたってそうして読み継がれているのだなと思いますが、私もこれからも読み続けていくことでしょう。