TOEIC受験で、誰もが驚くと言っても過言ではないのが「メモ禁止」のルールです。
「なぜメモが禁止?」「メモをとったらどうなるの?」と気になっている人も多いでしょう。
TOEICのメモ禁止には理由があります。
それは、「TOEICがどういうテストなのか」ということを考えればわかってきます。
今回はTOEICでメモが禁止されている理由と、メモをとらずに試験を受けられるようになる対策方法についてお伝えします。
本文で紹介する内容を実践すれば、メモをとらない分回答時間を短くすることも可能になるはずです。
ぜひ参考にしてください。
TOEICメモ禁止の理由は「英語力を厳格にはかるためのテスト」だから
TOEICは受験者の英語力を正確にはかるために、非常によく練られている試験です。
純粋な英語力以外でスコアが左右されるようなことがあってはなりません。
この観点をもとに、TOEICのメモ書き禁止の理由について考えてみましょう。
理由1:カンニング・問題流出防止のため
メモ書き禁止の理由として、まずカンニング防止が考えられます。
問題用紙に解答をマークすると、他の人に見られてしまう可能性があります。
また、前の人が解答をマークしておいた問題用紙をずらすことによって、意図的に後ろの人に解答を共有することもできます。
メモを取ることを許可してしまうと、カンニング行為だと疑わしい状況が頻発しかねません。
そのため、疑わしい行為の原因となるメモ書き自体を禁止しているのでしょう。
また、TOEICでは受験者に問題用意の持ち出しをさせないと決まっています。
しかし、メモ書きが可能なら、あらかじめ隠して持ち込んだ紙に問題を書き写す人が出てくる可能性が考えられます。
このような不審な行為も、メモ書きを許可することで試験官が見落としてしまいがちになります。
TOEICで問題の流出があれば、試験の正統性さえも左右しかねない大事件に発展しかねません。
問題の不正流出によって対策をした人が有利になってしまうと、正確な英語力をはかれるテストだとは言えなくなってしまいます。
つまり、TOEICの試験中にメモを取っているとカンニングや問題の泥棒をしていると思われても仕方がないということです。
疑わしい行為はしないようにしましょう。
理由2:メモに左右される英語力は本当の英語力だとは言えないから
もしかすると、「メモを取った方がスコアが上がる」という人も中にはいるかもしれません。
しかし、それは本当に英語力で問題を解答していると言えるのでしょうか?
きっと、消去法など試験的なテクニックによる解答でしょう。
それは真の実力だとは言えません。
TOEICは本当の英語力を厳格にはかるためのテストです。
特にメモを取りたくなるリスニングパートではポーズが短く、どんどん進んでしまいます。
TOEICは、その「一発勝負でどこまで聞けるか」を英語力として定めています。
たとえ一度で聞き取ることが大変でも、メモのテクニックでスコアを取るよりも、本当の英語力を知る方が自分のためになります。
メモを取ることなくTOEICを受けられるようにしておきましょう。
TOEICの試験でメモをしていると、「メモ禁止」だと注意される?
TOEICの試験でメモをしていると試験管から注意を受けるのでしょうか。
実際、TOEICの試験の最中にメモを取ってるいると試験官から注意されることがあります。
メモを取っている受験者を見つけると、試験官が
「メモを取るのをやめてください」と書かれたカードを机の上に差し出します。
この時点でメモを取るのをやめれば、何も言われません。
しかし、試験官の注意を無視してメモを撮り続けると、その場で退場になることもあれば、
スコアが採点されない可能性もあります。
せっかく受けたTOEICが採点されなければ、受験した意味がありません。
注意を受けたらすぐにメモ書きをやめる必要がありますが、
そもそもメモを取ることなく問題を解けるようにトレーニングしておくことが大切です。
メモを取らずに解答するために!TOEIC受験おすすめ対策
TOEICではメモを取らずに解答することが必要だと解説しました。
と言っても、いきなり本番の試験でメモ書きなしで受けるのは少し難しいかもしれません。
そのため、メモを取ることなく解答できるのように普段からトレーニングしておきましょう。
ここではTOEICの試験に間違いなく役立つ、おすすめの勉強方法について紹介します。
対策1:これだけやっていれば安心!?「TOEIC公式問題集」
受験者全員欠かさずやるべきと言ってもよいのがTOEICによる公式問題集です。
模擬試験のように受けることができるのが特徴で、本番通りにマークできる解答用紙を挟んでくれています。
まずはTOEICの問題形式に慣れることが大切です。
公式問題集で模擬試験を何度も解いて、メモなしで解答することに慣れておきましょう。
対策2:「スタディサプリ」でスキマ時間にリスニング力アップ!
リーディングパートは問題も選択肢も用紙に記載があります。
しかし、リスニングパートは何も書かれていません。
そのためリスニングパートを受ける時にはどうしてもメモをとりたくなってしまうものですが、メモ書きは禁止されています。
そこで必要なのが「反射的に英語を聞き取る能力」です。
英語を英語のまま、日本語に訳すことなく聞き取って理解しなければなりません。
その練習ができるのが「スタディサプリ」です。
1回3分から、TOEIC20回分に相当する問題が詰まっています。
リスニング パートを繰り返して、メモを取らずに聞き、メモを取らずに解答するトレーニングを積みましょう。
スタディサプリはスマートフォン用アプリなので、メモを取りたくても取れないのもよいですね。
スタディサプリには7日間無料体験コースがあるので、まずは自分にあうかどうか試してみてください。
TOEICのメモ禁止の理由は「正確な英語力をはかるため」
TOEICでメモを取ることが禁止されている理由として以下の2点が考えられます。
- カンニング・問題流出の防止
- メモのテクニックによる解答を防ぐため
英語力があれば、メモを取らなくても解答できるのがTOEICです。
- TOEIC公式問題集
- スタディサプリ
この2つで事前にしっかりとトレーニングを積み、英語力を高めておきましょう。