就活を始めると多くの大学生が履歴書に書くであろうTOEIC。
同じ大学の友達にも聞きにくいため、結局、就活までに何点のTOEICスコアを取っておけばいいのか分からないまま、就活に突入してしまう人も多いです。
今回は大学生時代にTOEICを10回以上受験し、800点を獲得したこともある私が、大学生がTOEICスコアに本気になるべき理由をお伝えします。
そして、その経験を活かしていまは海外ともビジネスをする仕事にもついているので、なぜTOEICの勉強が大学生のうちに必要なのかということについてもお教えしますね!
3分ほどで読めますm(__)m
大学生のTOEIC平均スコアって!?
大学生の平均スコアは538点!
残念ながら、大学生全体の公式TOEICスコアについては公表されておりません。しかし、下記のデータをご覧ください。
データ :2018年度新入社員 TOEIC LISTENING&READING
対象期間:2017年10月1日~2017年12月31日
対象者 :対象期間の間にTOEICを受験した2018年新卒内定者
なんと、上記対象者の平均スコアは538点と公表されています!
就活での内定者ということで、やはりみなさんしっかりと勉強をされた中でのスコアと言えます!大学1年生から4年生全体の平均スコアとなると、これよりも低いスコアでしょう!
就活までに必要なスコアは600点以上!?
グローバル化に対応するため全社員に求められる期待スコア平均は「600点」!
(「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書より)
内定者の平均スコアは538点ということですので、企業側の期待と学生の実状には大きな違いがありますよね・・・。
TOEIC600点というと、試験において60%の問題を正解しなければなりません。
グローバル化が進む現代社会において、英語の勉強は避けれらないということです。この記事を見た学生諸君! 少しでも英語を勉強しなければならない気持ちが芽生えましたか?
国際部門勤務の場合には!?
・68.6%の企業が国際部門での業務遂行には「700点以上のスコアを期待」!
(「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書より)
例えば海外営業や海外出張の多いバイヤー職などで勤務する場合には、600点のTOEICスコアでは不十分ということですよ!
残念ながら、これが現実であるということを多くの大学生は受け止めなければなりません。
そして、こうした部門で働く新入社員の多くが帰国子女と呼ばれる人々。帰国子女の方々に勝たなければ、国際部門で勤務することは夢のまた夢ですよ!
就活までに最低600点を目指そう
就職活動が本格化する前の大学3年生までに、最低TOEIC600点を取得することを目指しましょう!
最低600点を取得することで生まれるメリットとしては、
・企業に提出するエントリーシートや履歴書にも自信を持って記載をすることができる
・企業側からも英語に対して抵抗がない人物である、という評価を得ることができる
ただし、英語を仕事で使いたい、国際部門で勤務をしたいという場合、
・将来的に海外部門で働きたいなら、就活前に最低700点は目指そう!
・入社後すぐに海外部門で働きたいなら、就活前に800点以上を目指そう!
スコアが高ければ高いほど、企業の評価も比例して高くなりますよ! ただし、内定取得後、当然ながら企業主催のTOEIC試験もあるため、継続的な勉強は必要です。
英語の勉強をするか、バイトをするか悩んでいる大学生へ
外国人人材の流入という現実
平成26年に厚生労働省が発表した「外国人留学生の採用意欲調査の結果について」によれば、日本の大学を卒業する外国人留学生について、企業の採用意欲をみると、
・「採用意欲が高い」:13%
・「日本人学生並み」:39%
と記載されています。
つまり、半数以上(52%)の企業が採用に前向きであるとみられています。外国人人材に対する期待の高さがうかがえますよね。当然、企業からすれば日本語に加えて英語なども話せる外国人人材は非常に魅力的です!
なぜならば、
・日本人に対して支払う給料と同じ額でそのような能力の高い人材を採用できる
・英語が話せることで、仕事の幅が広がる可能性が高いと見込める
この現状だけでも、英語ができなければ企業からも評価されない現状がうかがえますよね!
英語を手段として考える発想
TOEIC600点などのスコアは目的ではありません。あくまでも、英語を仕事での武器として使うための手段にすぎません。
そのため、より良い仕事、海外でも勤務をしたいとの意欲があるのであれば、英語を武器として身に着けることで仕事でも活かし、周囲からも認められることが必要となります。
そのためには、英語をしっかりと勉強をし、目に見える数字として高いTOEICスコアを取得することが大切ですよ!
バイトの時間を勉強にあてる大切さ
ベネッセの調査によれば、
・アルバイトを実施している大学生は63.7%
・1週間あたりの実施日数の平均は2.9日
・実施時間は14.3時間
大半の大学生が一か月で約60時間ほどをアルバイトに費やしている計算になります。
当然、日中は大学の講義を受けたり、サークル活動をしているため、自主的に勉強をする時間を確保することはなかなか難しいです。
例えば、アルバイトをこの半分、月30時間に減らすと、
・一か月で約30時間分の勉強時間確保ができる
・1年では約360時間分になる
・なんと、4年間では約1,440時間分の勉強ができる!
これだけの勉強時間が確保できれば、当然英語力も身につきますし、以下のようなメリットがありますよ!
・就活において有名企業から内定を貰える
・留学に行かずとも、語学力を身に着けることができる
勉強時間を確保することで、卒業後の人生もより充実したものとなります!
バイトに明け暮れている大学生がいれば、少し立ち止まって将来について考えることも大切ですよ!
まとめ|大学生のTOEIC平均は低すぎる。せめて700点
今回は大学生のTOEIC平均スコアと英語を勉強する意味についてまとめました!
大学4年間の時間の使い方はあなた次第です。
・大学の授業を受けるだけでバイトやサークルにも取り組まない
・大学の授業に行かず、ただひたすらにバイトに明け暮れる ・何か目指したい目標を見つけ、英語の勉強に力を入れる |
どのような過ごし方を選ぶかで、今後の人生が大きく変わってしまうのが、大学生の4年間です。
就活の時に企業側が求めているスキルを身に着けることで今後の人生がより豊かなものになるのであれば、少しだけ英語の勉強を頑張ってみませんか?
大学生の平均スコアと企業がグローバル化に対応するため全社員に求める期待スコアの差はわずか60点です。大学生の4年間、少しだけ英語の勉強を頑張ってみることで、あなたの将来が大きく変わりますよ!
いまからでも遅くはないです。この記事を読んで気持ちに火が付い多人は、いますぐにでも英語の勉強を始めてみましょう!