未知の国インド、IT大国インド。
インドは旅行するにも、留学するにも魅力たっぷりの国です。独特の文化を発展させつつ、最先端のIT技術を感じることができるのはインドならでは。
しかし、「インド人は宇宙人」と言う人がいるほど、インドと日本の常識はかけ離れています。
ここでは、その事実を理解していなかった私が犯した私の恥ずかしいインド失敗談をお伝えします。
本記事の内容
・同じミスは犯さないで!インド失敗談ワースト3!
・旅行・留学で、インドならではの注意点 |
3分ほどでさっくとどうぞ。インドへ旅行・留学に行くすべての人に届きますように!
同じミスは犯さないで!インド失敗談3選
早速私がインドで犯した失敗3つをご紹介します。
日本の平和な感覚で過ごしていると、痛い目を見ました…!
失敗1:英語がわからない!
インド英語の難しさはしばしば語られますが、実際に体験してみると想像以上だと痛感します。
インド英語と英語は完全に別物と区別した方がよいかもしれません。
外国語学部出身で留学経験もあるから…と思ってインドに来たら、あまりの言葉のわからなさに驚きました。
発音だけでなく、使う単語が全く違うのです。
レストランは「hotel」、鍵などのスペアは「duplicate」、出荷は「dispatch」など…
今まで聞いたことのない単語が聞いたことのない場面で飛び交うため、「英語を話せるからコミュニケーションは大丈夫」と過信していたのが大きな失敗です。
それからは初めて学ぶ言語だという気持ちでインド英語に向き合いました。
失敗2:長距離電車には要注意!
インド旅行の醍醐味と言ってもよい長距離電車。
寝台電車も充実し、格安の値段でインド国内中を移動できる、旅人の足的な存在です。
しかし、電車に乗るなら要注意です!
私が首都デリーから東のガヤという街に移動した時、電車が大幅に遅延しました。
5時間経っても、6時間経っても来ず、いつ来るのかという見込みも立っていません。
夜中だったのでついうっかり居眠りしていると…7時間経った時、急に電車がやってきました。
その瞬間のみ、奇跡的にアナウンスを聞き取ることができたのです。
プラットフォームも直前まで決まっていなかったため、15以上もある中を探し回り、出発しようと走り出した電車に飛び乗りことなきを得ました…。
電車に乗ったら乗ったでインド人が私の席を占領し、戦う羽目に。
失敗3:かわいくても…犬には注意!?
私の中で最大の失敗です。
私は犬が大好きで、インドの犬は人懐っこい子、人に全く興味を示さない子、さまざまな犬がいる中写真をとったり食べ物をあげたりとかわいがっていました。
ある日、低い段差の上に座っていると一匹の犬がこちらを見ていました。
「おいで!」と言うと尻尾をふり寄ってきたので、お腹周りや頭を撫でていました。
写真を撮ろう、と携帯を取り出すために目を離した瞬間…
やられました。手のひらを噛まれたのです。
すぐさま手を洗い病院に行ったところ、5本も注射を打たれ、会計は2万円近くに…。
噛まれた傷と注射以上に懐が痛みました。
そして緊急外来にも関わらずとにかく待たされ、同じ説明を繰り返し、結局3時間以上かかってしまったのもストレスでした。
日本のよくしつけられた犬と野良犬は、違います!当たり前のことなのに、噛まれるまで気がつきませんでした…。
旅行・留学の際に気をつけたいインドならではの注意点
上記の私の3つの失敗からぜひ生かしていただきたい注意点をお伝えします。
くれぐれも、同じ目にあわないでください!
注意点1:わからないことを聞き流さない
インド英語は聞き取りにくいですし、彼らは独特の単語を使います。
ただし、わからない場合には必ず聞くようにしましょう。怪我した子犬を病院に連れていった時、医者の言っていることがわからずしつこく聞き返すと、
「足の切断か安楽死か」
という選択を持ちかけられていたことがありました。
言っていることがわかった瞬間に「これはやばい」と病院を変えました。
結果無事にその子犬は回復したのでご安心ください!
日本人とインド人は全く異なる常識を持っているため、このようにとんでもないことを言われている可能性があります。
わからなくても笑顔で流しがちですが、特に重要な場面ではしつこく、図太く何度でも聞きましょう。
注意点2:時間には余裕を持ちすぎるくらい持つ
長距離電車の件でお話したように、とにかく時間をコントロールできないのがインドです。待たされる時には目処が立ちませんが、とにかく、何をするにも余裕を持っておきましょう。
そして、何かするには日本の倍以上時間がかかります。インド人の言う2分は10分、2日は1〜2週間、1ヶ月です。
運転免許は1ヶ月で全てが終わると言われたものの、半年以上かかりました。
焦らないよう時間に余裕を持つこと、そして気長になることが大切です。
注意点3:街中は動物だらけ!楽しいけど病気や怪我に注意
インドの街中は本当に楽しいです。
野良犬、猫だけでなく野良牛、猿、田舎にいくとヤギや鶏の群れ、野生のクジャクなどさまざまな動物に出会うことができます。
しかし、怪我と病気には気をつけましょう。
私の場合は犬でしたが、猿に噛まれる人や牛に
頭突きされる人など動物による被害に遭う人が後を絶ちません。
まれに、動物による伝染病も発生します。
2018年には「ニパウイルス」というコウモリが仲介するウイルスのせいで何人も命を落とし、インド中に緊張が走りました。
万が一のことを考えて、狂犬病などの予防接種は日本で済ませてきた方がよいでしょう。
インドへの旅行・留学に行くすべての人へ|失敗談と注意点
今回は旅行・留学に行く人どちらも経験する可能性のあることに絞って失敗談をお伝えしましたが、インド失敗談は尽きません。
「住む」となると、失敗談には事欠かなくなるほど魅力とトラブルに溢れた国がインドです。
インドに旅行・留学に来る人は、基本中の基本として
・わからないことを聞き流さない
・時間には十分すぎる余裕を持つ ・動物たちに注意、予防接種などの事前対策を |
気を抜かず、注意するところだけ押さえておくと、インドほど非日常的な体験ができる国はありません。移住して2年目ですが、「ここはファンタジーの世界かな?」と未だに思うことがあります。
これがどういう意味なのかはインドに来た後にわかるはずです。ぜひ、安全に楽しくインドでの時間を過ごしてください。