みんな受けているからもはや意味ない?
何点以上なら就活でメリットがあるんだろう、、
今回はこのような疑問にお答えします。
本記事の内容
・採用担当がTOEICで判断する3つの力
・TOEIC以外にアピールに繋がる資格 |
確かにTOEICの点数が高いからというだけで就職ができるわけではありません。けれども、TOEICの点数が就活に意味がないというのは現実からは程遠い考え。
結論:TOEICは意味が無いどころか、必須!
3分ほどで読めます。おつきあいくださいm(._.)m
採用担当がTOEICで判断する3つの力|意味が無いはありえない
シンプルすぎますが次の3つです。
①やはり語学力(即戦力か)
②今後の伸びしろ・見込み(基礎が出来ているか) ③努力できる、計画的に物事を進められる |
1つずつ深掘りしていきます。
1.やはり語学力(英語が必要な部署に即戦力か)
上場企業を対象にして実施した調査では、採用時にTOEIC L&Rスコアを参考にしている企業はおよそ7割です。
調査の時点で“参考にしていないが将来はそうしたい” と答えている企業が14%でしたので、彼らを含むと少なくとも8割以上の職場で何らかの形で英語能力が評価されるということになります。特に、上場企業、人気企業を狙っていきたいと考えている場合、TOEICは外せない要素です。
TOEIC対策を行わないことは、職探しの際の選択肢を狭めてしまうことになります。
TOEIC=英語力ではないからといってテストを受けず、エントリーの際にも点数を記入もしない人は、そもそもその企業で働きたいという熱意をアピールできません。
TOEICは勉強に時間をかけさえすれば点数を取れるテストです。せっかくなら、エントリーシートや履歴書の空欄は無くしたいもの。まずは自分の位置を知る為にテストを受けてスコアを取得してみましょう。
2.今後の伸びしろ(基礎が出来ているか)
TOEICのスコアがそこそこ高い=基本の単語、文法が頭に入っている。
人事採用担当の感覚からすれば、TOEIC600あれば「鍛えたら使えるようになるだろうな」という印象を持ちます。
つまり、TOEIC600点レベルのあるなしで、英語の基礎力を観られています。
では実際どの程度のスコアであれば履歴書やエントリーシートに記入をする価値があるのでしょうか。
日産自動車株式会社のタレントマネージメントグループの品川氏によると、日産の採用時TOEICの基準は730点。
“TOEICイコール英語力ではありませんが、730点あれば基礎力はあると言えますので、入社後英語を使った業務にもスムーズに入っていけると思いますし、より実践的な英語力も早期に身につけることができます。” と語っています。
確かにTOEIC730点を持っていても、ビジネスにおけるコミュニケーション未経験の場合、最初は会話すらできないという状況もあり得ます。
しかし、730点取得までの基本の勉強をしてきた為、実際に業務上英語を使わざるを得ない状況に立たされれば、スムーズにやりとりができるようになるまであまり時間はかからないでしょう。
TOEIC公式サイトによると、スコアごとの英語力の目安は以下です。
700〜795点
*会議の案内等の社内文書・通達を読んで理解できる。
*自分の仕事に関連した日常業務のやり方についての説明を理解できる。
800〜895点
*英語で書かれたインターネットのページから、必要な情報、資料を探し収集できる
*職場で発生した問題点について議論をしている同僚の話が理解できる
900〜990点
*自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる。
*英語を話す人達が行なっている最近の出来事、事件についての議論を聞いて理解することができる。
あくまでも目安ですので、英語を“話す”能力に関しては点数では判断できません。しかし、履歴書やエントリーシートの段階では候補者の“話す”能力の測りようがありませんのでTOEIC点数で“自分は基本ができている”ということを伝えていきましょう。
3.TOEICの高点数を取得している=努力できる、計画的に物事を進められる
TOEICのスコアを伸ばす為には、当然のことながら勉強が必要になります。他の科目以上に、日々のコツコツとした努力が必要になるのが語学の学習です。
目標を定め、その目標を達成する為には何をすれば良いのかを考えて計画を立て、それをフォローし、結果を出すまで努力を続けることができる人材は社会で重宝されます。
TOEICである程度の高得点を取得すれば、上記のようなクオリティがある人材として見てもらいやすくなるのです。
特に新卒の採用というのは“ポテンシャル採用”ですので、TOEICの勉強をし、集中力を要するテストで高得点を取得した場合は強いアピールになります。
TOEIC以外に就活が有利になる資格
TOEIC以外にも、学生時代に取得することのできる様々な“資格”があります。
次の2つ。
・PCスキル(MOS、ITパスポート)
・プログラミングスキル |
英語と同等、もしくはそれ以上に重視されることもあるのがパソコンのスキルです。
“MOS”(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や、“ITパスポート”などがあります。IT業界への就職を目指す場合には、“基本情報技術者”や、“ネットワークスペシャリスト”等もあります。自分の希望の業界でどんな資格が役に立つか、調べてみましょう。
また、面接での定番の質問 “学生時代の経験”についても、表面的で典型的な答えだけではなく、実際に自分が熱意を持って取り組み、得ることのできた経験、培うことのできた人間関係やスキルなどを自分らしくアピールできることが大切です。
留学やリーダーシップ経験に限らず、自分のやりたいこと、興味のあることが何かを学生である今のうちに考えて、行動に移していきましょう。
まとめ|TOEICが就活で意味が無いことは全くない
TOEICは就活に意味がないということはありません。
むしろ、必須。メリットは沢山あります。
*上場企業の大多数が採用時にTOEICの点数を参考にすると答えている
*TOEICである程度の点数を持っているイコール、基本の英単語、文法ができるということ。
*TOEIC高得点イコール努力を継続し、目標を達成することができるということ。
TOEIC以外にはどうでしょうか。
*TOEIC以外にも、パソコンスキルをアピールするための資格、IT系の資格を検討。
*学生時代の経験は?と聞かれた時に中身のあるアピールができるように、色々な経験をすること。
以上を踏まえて、TOEICの勉強を頑張りつつ、自分の付加価値を高めるためにPCスキル(ITスキル)を高めることをオススメします。
英語ができて有利な時代はもう終わり。できて当たり前の時代です。
だからこそもう1つ「自分の売り」を創りたいところ。